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第1話

未来(みき)…そちらの世界はどうだい?きみが想像した通りに美しい世界だろうか? まだそちらへは行けれないけれど、いつかきみに逢いに行くよ。 待っていてくれ、その時まで… 俺の愛するΩ…未来 この世の最後のΩの生き残りである未来… きみの子たちはまだまだこれからだけど、きみの先輩たちの子たちは子によって精度はまちまちだけれど、何人かは成果を出して先の世へと繋いでくれたよ もっとも価値のあるスーパーΩだったきみは最後の天然種Ωだったね。 きみが産み落とした5人のかわいい子たち… この子たちのうち、何人が純度の高いΩ化してくれるかは誰にも分からない。 けど、、 きみの残したこのかわいらしい子孫たちはヴァルハラカンパニー社の医師にして研究所長皇全(すめらぎぜん)が責任を持って次世代へと必ず繋ぐよ。 「さぁ、俺の可愛いモルモットくんたち。みんなおいで」 〝せんせー。ふわふわきもちいいする?〝 〝ぜんさまー、だいすきです〝 〝痛いのは勘弁ですよ?皇さん〝 〝俺、先生の匂いを嗅ぐと心臓がバクバクするんだ〝 〝ボク、αだったって本当?こんなにあなたを求めて疼いて感じるのに〝 皇の呼ぶ声に反応して皇に寄ってくるのは、下は12歳くらいから上は20代後半までさまざまなα、βの少年、青年たち… 今宵も、皇と少年、青年たちの研究は続くー

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