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中編

「なんだろ…」  箱にはリボンこそついていないが、金色のテープで止まっていて、明らかにアクセサリーではあるんだろうが見当がつかない。  テープを外し、箱を開けててつやは 「ぅあ…」  と声を漏らした。 「あ〜これは…ったく…なんであいつと俺はこうも…」  苦笑して、自分が持参した箱をも取り出し、中を確認してまったくもう!と笑ってソファーに寝転ぶ。 「確か去年のクリスマスもおんなじもん用意してたっけな…」  左手の薬指をかざして指輪を見た。 「今年もかよ…」  1人で笑って立ち上がり、無造作に服を脱いでベッドへと潜り込んだ。  持ってきた二つの箱を広げて、一つの箱に二つづつ入っているものを一個ずつ取り出して、身につけ箱を片付けてベッドへ潜る。 「お湯を溜めていたから、少し長いかなと思っていたが、先ほどので京介も堪らなくなっていたのか、結構早めに上がってきた。 「おいおい、寝てないよな」  とりあえず髪は洗わなかったのか、バスローブだけ纏ってきた京介は、ベッドへ座り布団を捲りあげて目を見開いた。  裸で寝そべっているてつやの乳首に、ニップルアクセサリーが施されていたのだ。  いや、今回京介はてつやにそれをプレゼントをした。それをつけて今日楽しもうと思って買ったのだが、それが左右違う…? 「お前さ…なんでいつも俺と同じもん買うかな」  肩肘をついて京介に前面を向けるてつやは、ニップルアクセサリーのせいではあるのだろうが、いつにも増して妖艶に見えた。  てつやが用意したのは乳首にはめるタイプで、下側に羽が拵えてあるもの。  京介が用意したのもはめるタイプではあるが、少し締め付けられるようになっていて、チャームが少し眺めで揺れるタイプだ。  ルビーを中心に、十字形にメレダイヤを施し揺れると光を反射してキラキラ光を放つ。 「どっちが似合うかな」 「なんでお前自分で用意してんの?」  揺れるタイプの方を指で揺らして京介はその反応を伺う。  一瞬身を震わせて、それから不敵に微笑むと 「これつけた俺が、今日のプレゼントだからね」  ーでもお前のも一緒につけたらその効果半分かもなー  と言いながら起き上がり、京介に絡みついてゆく。 「早く脱いでさ…俺を堪能しろよ」  なんだか今日は随分積極的だ。  てつやに肩から下ろされたバスローブから腕を抜き、紐を解いててつやを抱きしめ押し倒した。 「いつになく攻めてくるじゃん」  アクセサリーのはまった乳首を捏ねて、唇がつくかつかないかのところで囁く。 「せっかくだしさ…もう物はいらないかなと思って、お前のものではあるけど、俺を好きにしてもらおうと思ってさ」  腕が巻きついた首を引き寄せて、再びキスをせがんで舌を突き出した。  その舌に答えて唇を合わせずに舌を絡める。 「似合ってる、どっちも…」 「よかった、気に入ってもらえて」 「こっちのセリフだろそれ」  その言葉をきっかけに、京介はてつやの体全部にキスをするように唇を這わせ始め、アクセサリーのついた乳首はそれを利用して引っ張ったり捏ねたりして指で遊ぶだけにし、唇は体の前半分をくまなく這っていた。 「くすぐったいよ…京介…」  乳首から手は離れ、膝を立てた足の間で太ももの内側に舌を這わせているとくすぐったそうにてつやは身を捩る。 「それは気持ちいいっていうんじゃないのか?」  右足を高くあげ膝の後ろから脹脛まで舐め、踵から足の裏にキスをして、前面に戻る、を左足にも同じことをしてそしててつやの中心に舌を這わせてきた。  あまり濃くない体毛が鼻をくすぐり、そこにそそり立っているものに舌を這わせて舐め上げてゆくと、上の方からため息にような声が漏れ、てつやの足から力が抜けてゆく。 「気持ちいいか?」  陰茎を舐めて、様子を伺うきょうすけは返事がないてつやの中心を口に深く咥え込み、手を伸ばして乳首の揺れる方を引っ張った。 「うぁ…ぁん」  ちょっとだけ顎が上がり声が聞こえる。  ーいい声だなーと聞きいって、加えたものへの刺激を強くした。  てつやはカリが弱い。上下に唇で摩擦しながらカリのところは唇で圧迫しながら抜き、他の部分は舌を這わせて出し入れする。 「ぅっ…くぅっ…ぁ」  小さくだが連続して声が漏れ始め、てつやの中心もだいぶ硬度が増してきた。 「おれも…お前にしたい…」  てつやが両手を伸ばしてくるが、その手を握って口を離すと 「俺の好きにさせてくれるんじゃないのか?」  少し液が溢れている先の穴を舌で刺激しながらそういう京介に 「そ…だけど…おまえ、きょうやらし…」 「そりゃあそうだろ。だっててつや(お前)がヤらしいからな」  そう言って再び咥え込むと、今度はわざと音を立てて吸い上げてやる。 「あっ…やっぱやらしいぞ…あっあぁおまえ…ひど…んっ」  言葉とは裏腹に腰が上下に揺れ、もっともっと深く加えて欲しそうに動いてきた。  京介は加えながら笑ってしまいーやっぱこいつの方がエロいやーと思いながら手を添えて擦りながら口を蠢かすと、てつやの声が高くなりーだめだ…も…イクーと声をあげて京介の口の中に放出する。  もちろんそれは飲み下し、京介は体を起こした。 「ず…るいぞ…俺だけ2回目…」  ベッドの上で快感に浸りながらも文句を言うてつやをだきしめて、 「じゃあ俺のもなんとかしてくれるかな」  てつやの手をそこへと導いてそう言うと、京介は起き上がっててつやを少し下へずらすと、てつやの顔に自分のものを持ってゆき正常位のようにてつやの口にそれを当てる。 「え…これで咥えんの…?」  京介のものを握ってはいるが、液を滴らせているそれは唇に当てられていて、てつやには扇情的な香りを放っていた。  それに釣られててつやは口を開きそれを受け入れる。 「んっんくっ…んっんっ」  首の動きが自由にならない分、京介が本当に正常位で致すように腰を振って口の中に出し入れしてきた。  喉の奥まで入ったかと思うと、今度は朝く出し入れしたり、急に奥をつかれたりでてつやは対応が難しい。  それでもそう言う扱いに少し興奮している自分もいて、さっき出したばかりのてつやの中心は再び力を得てぴくぴくと痙攣し、液を垂らして揺れていた。 「あ…気持ちいい…てつや…ああ…イク…いいか?行くぞ…」  京介のそんな声にてつやは頭で頷くことで返して、強制的に出し入れされるものに手を這わせて寄り快感が増すように擦り上げる。 「んっいくっ…あっ…っ……」  喉の最奥へ押し込まれた陰茎から熱いものを放出された。 「んっんぐっ」  一瞬むせそうにもなったがなんとか耐え、てつやもそれを飲み下す。 「はあ…」  てつやの横に寝そべって、京介が息を整えていた。  てつやも今の出来事を思い返すように天井を見つめ、あまり味わえなかった京介の味を舌で転がしている。 「やっぱりいつもと違うな…」 「嫌だったか?いや、色々考えてきたわけじゃねえけど…なんか今日のお前見てたらこんなふうにしたくなった」 「嫌じゃ…なかったな…結構煽られた…」  ほら、と指差して再び起立しているものを指差して笑う。 「元気なやつ」  京介が向きを変えててつやの陰茎に手を添え、そしててつやが用意したニップルアクセサリーの方を舌で転がした。 「お〜い〜…少し休ませろって…」  体を微妙に震わせて、てつやは京介の髪を撫でる。 「何言ってんだよ、本番はこれからだろ」  陰茎を握っていた手をてつやのバックへを伸ばし、そこの窪みへと指を這わせ、そしてゆっくり差し込んでゆく

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