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23.Night~捕らえられて
体の奥に、いっそう強い熱が宿る。
拒絶したいのにどうにもできなくて、体は大きく弓なりになる。
「なあ、俺にもいいだろう?」
「ここまで乱れれば大丈夫だろう。よし、指を2本、もうこれ以上入らねぇっていうくらい深く突っ込んで、中にある凝りを強く擦ってやるんだ。うんと掻き混ぜてやれ」
一度は消えた圧迫感。
だけど今度はさっきよりもずっとひどかった。
頭が言ったとおり、指が2本、内壁を押し分けて進入してきた。
さっきよりも強力な圧迫感がオレを襲う。
媚薬が指をすべらせるのを手伝って侵入を許す。
「っぅうっ、やあああっ」
「いい声で鳴くじゃねぇか? 売るのが惜しくなっちまうよ……」
どんなに痺れるような快楽が襲おうと、気持ち悪いと思っていた行為。
男の太い指が、第一関節まで進入し、中にある一点に触れた時には、不快感がすっかり消えていた。
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