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10.Meet Again~同衾

 薄闇の中でもはっきりわかる反り上がった欲望をまざまざと見せつけられたオレは、半ば正気を取り戻した。 「いや、だっ、はなせっ!!」  なんとか拒絶するオレだけど、やっぱり体は言うことを聞いてくれない。  逃げようとするのに、体が砂漠の砂に絡め取られた。  前のめりになって倒れ込む。  それをいいことに、男はオレの腰を持ち上げた。 「っい、やだっ、いやあああっ!!」  誰か!! 誰でもいい。助けて!!  拒絶する声は、周囲の喧噪(けんそう)に掻き消される……。  熱を持つ硬くて太いものが、さっき指を挿し込まれていた部分にあてがわれた。  それはきっと、男の……。 「っひっ、いやだああああっ!!」  それ以上は何も考えたくない。  オレは首が引き千切れるんじゃないかっていうくらい、左右に振って、中に進入してくる男を拒む。  だけど、ゆっくり中を進むそれは、けっして止まらない。

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