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24.Meet Again~同衾

「んっ、ああっ、あああっ!!」  太くて硬いヘサームが、オレの感じる部分をピンポイントで何回も擦ってくる。  オレの口はもう、閉じることができない。  押し上げてくる快楽のおかげで、勢いよく抽挿を繰り返すヘサーム自身を、内壁で締めつけた。  薄い唇から、くぐもった声が漏れる。  それがさらなる刺激となってオレを追い込んでくる。 「っあっ、なかっ、なかがっ! あああああっ!!」  同時に、腹の奥へと迸る熱い精が注がれた。 「っひ、ああっ、んぅっ、あああんっ!! あついっ、きもちいい!! もっと、おねがいっ!!」  オレはたくましい腰に両脚を絡め、ヘサームの白濁をもっと注いで欲しいと続きを強請る。  ――その夜。  何もない漆黒の砂漠の中、オレはただ、大嫌いなワーリー王の飼い犬に組み敷かれ、流れる唾液もそのままに、熱が引かない体をはしたなく開き続けた。

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