136 / 158
4.番外編~我ら、アティファ副隊長を守る隊!
兵士1「はじめはそうだったさ。だが、アティファ副隊長は違う! あの方は、俺たちの心のオアシスだ!!」
兵士2「そうそう。大きくてクリっとした目に、ちょこんと乗った小さな鼻」
兵士3「ふっくらとした赤い唇」
兵士4「細い腕と華奢な体……」
兵士5「ヘサーム様のお気に入りになるのも無理はないよな。お気に入りっていやあ、ファリス様の奥方様もお美しい方だよなぁ」
兵士3「ああ、控えめで清楚だし、何よりお優しい。アティファ様といい、マライカ様といい……」
新入り「はあ? ちょっと待て。ヘサーム様のお気に入り? 失礼だが、ヘサーム様は男だろう? それでアティファ様も男」
兵士5「当然だ!! あの方はそこらへんの女と思うなよ? 高嶺の花なんだから!!」
新入り「はあ? そこらへんの女とは違う男? 高嶺の花って......ますます意味がわからなくなってきた……」
頭を抱えはじめる新入り。
兵士4「しかしだな、あの可愛らしいお姿は……」
アティファの姿を思い浮かべ、鼻の下を伸ばす。
ともだちにシェアしよう!