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4.番外編~Passion

「ん、ああっ!!」  ねっとりとした熱を持つ口内に含まれて、ベッドから腰が跳ねる。  ヘサームの舌先が、オレの乳頭を転がす。 「……あっ、ヘサームっ!!」  オレの乳首を舐めるヘサームがすごくエッチで、ただでさえ体が熱いのに、発火しちゃうんじゃないかっていうほど、熱を感じる。  おかげで、オレ自身はヘサームを求めて身をもたげはじめている。  オレは今、媚薬を浴びているわけでもない。  それなのに、媚薬を浴びせられたあの時よりも、ずっとヘサームが欲しいと思っている。 「ヘサーム、ヘサーム!! オレ、へんっ!! どうしようっ」  オレの身体が、ヘサームを求めて開いていく……。 「もっと狂えばいい。君は俺だけのものだ」  もう片方の乳首も薄い唇に含まれた。 「あっ」  何度も、何度も。  乳首を吸い上げるリップ音がオレを惑わす。

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