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13.番外編~Passion
「……んぅっ、んんぅううううっ!!」
口角を変えられ、より深いキスが与えられる。
勢いよく最奥に打ち込む雄を感じながら、口づけられたオレは、とうとうイってしまった。
おかげで繋がっている孔はギュッと窄まり、中にあるヘサームごと締めつける。
「んっ、ぅううっ!!」
締めつけられたヘサームは、熱い迸りを最奥に注ぎ込む。
「んぅっ!」
ああ、どうしよう。すごくきもちいいっ!!
オレはヘサームを咥えたまま、体をいっそう弓なりにした。
その日。
朝日が昇るまで、オレはヘサームに抱かれ続けた。
もちろん、ささやかれる愛と一緒に……。
これからずっと、こういう日が続くのかもしれない。
オレは男だ。
女性みたいに喘ぐなんて、ものすごく恥ずかしい。
だけど……ヘサームなら、それもいいや。
*えんど*
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