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Cp7.護×直桜『唯一の魔酒⑦(直桜目線)』

 13課組対室に戻った直桜を、清人が複雑な表情で眺めていた。  忍と那智と共に、四季に抱えられて戻った直桜は、自分の中の欲求を処理できずに泣いていた。 「なんで直桜は泣いてんの? これも媚薬のせいなワケ?」 「なんだ、知っていたのか?」  清人の問いかけに、忍が問いかけを返している。 「知らなかったけど、血相変えて直桜を追いかけた護を追いかけた紗月がメッセくれたんだよ。誰かが確保して連れてきてくれんだろうと思って俺は待機してたの」  清人が呆れた溜息を吐いた。 「俺の所に来るまでに何ヶ所か回ったようだから、被害は出ただろうな」 「そうだなぁ、開と閉と円と智颯が被害に遭ったみてぇよ」  清人がスマホを確認しながら紗月に返事をしているようだった。 「その面子なら、問題ないか」  忍が、あっさりと切り捨てた。 「んで、俺が直桜を浄化すればいいワケな。この状態じゃ、自分で浄化できなそうだもんなぁ」  四季がソファに直桜の体を降ろした。  清人の手が直桜に伸びる。その手を直桜が握った。 「藤埜! 直桜に触れるな。触れずに浄化を……」 「え?」  忍の方に顔を向けていた清人に、直桜は抱き付いた。  腕を引っ張ると、勢いで清人がソファに座り込んだ。清人の膝の上に乗って、首を抱くと、唇を貪った。 「待て、直桜、落ち着け……、んっ、ぁ、ぅん」  舌を差し込んで絡める。神力を流し込むと、清人の口から喘ぎが漏れた。  その声が嬉しくて、股間が熱くなる。  硬くなった股間を清人に押し付ける。清人の股間も熱くなってきて、余計に気持ちが高揚した。 「遅かったか……。ん?」  忍の声が遠くで聴こえた。  人の気配がした気がしたが、今は清人の唇をもっと貪りたくて仕方がない。  唇を押し付けて神力を流し込む。清人の体がびくびくと震えて、直桜の体を強く抱きしめた。 「きもちぃ、直桜。お前、なんでそんなに可愛いの。……ん、ぁ、んっ」  清人が股間を擦りつけてくる。  気持ちが良くて、腰が勝手に動く。  もっと舌を吸いたくて唇を押し付ける。神力を流しながら、熱い舌を吸い上げた。 「清人、ほしぃ……、もっと、してぇ」  ちゅくちゅくと唇を吸い、舌を絡める。  清人の手が直桜の下着の中に入り込んだ。 「後ろ、欲しいんだろ。指でイかせてやるから」  後ろの口を刺激されて、腰が震える。 「トロトロじゃん、期待してる?」  耳元で呟かれて、頷く。  気持ちが良くて、もっと神力を流したくなる。  思わず清人の首元に噛み付いた。そこから神力を流し込むと、清人の体が大袈裟に震えた。   「ぁっ……、やば、イきそ……」  清人の男根がビクビク震えている。  神力に刺激されて欲情が昂っているんだとわかった。  直桜の中を清人の指が容赦なく扱く。 「ぁぁ! 中、ぃぃっ、イっちゃうっ」  快楽が頂点に達しそうになったところで、頭が真っ白になった。  重い体が清人に凭れ掛かる。  直桜を抱きかかえていた清人の腕がずり落ちた。 「直桜、直桜!」  護が何か言っている気がする。 「直桜さん、ほんま、ごめん。ほんまに」  保輔の声もする。  どうして謝っているのか、よくわからない。 (あれ……、俺、何してたっけ? 今日はずっと、気持ち良かった気がするけど、なんで、だっけ)  よくわからないまま、直桜の意識は眠りの淵に沈んでいった。

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