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「では、失礼します」
サリーとライルは一礼してアンディの研究室を出ていった。
すると、アンディは不意にロイドの頬にキスをしてきた。
「あっ、ちょっ……」
「ロイド不足だ」
「だめです。最低限やることやってください」
「分かってる。けど、ちょっとだけ……」
「協力できることはしますけど、今日の僕はアンディさんの見張りですからね!」
本当はロイドも、とことん愛してくれるアンディと触れ合いたい。けれども、アンディが研究を疎かにしてはいけないと十分に理解しているからこそ、見張りに徹することにした。
「分かった。ちゃんとやる」
「終わったら、いっぱい僕に触ってください」
「おう!」
アンディは王子様のような輝く笑顔で頷いた。ロイドはその表情に好きという感情で満たされていると感じながら笑顔を返した。
おわり
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