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               そうして今僕は、あの薄いワイシャツを上に着たまま、膝まではチノパンを纏ったままで、四つん這いになってケグリ氏に犯されている。…もちろんレースの下着も、ずらされたままだ。――というか、ワイシャツはケグリ氏の手によってブチブチと引き裂かれて、それのボタンはほとんどどこかへ弾け飛んでしまったのだが。  僕はその中途半端な脱衣のままケグリ氏に腰を持たれ、パンパンと僕の上体が上下するほど手荒くナカを突かれている。――その衝撃に、僕の頭は床に伏せられ、この部屋のザラついたカーペットに片頬を寄せる。   「ぁ、♡ ぁ、♡ ぁあ、♡ ご、ご主人さ……」   「は、このメス犬め、…お前私を裏切ったら、()()()()()()を世間にバラまいて表歩けなくしてやるからなぁユンファ、――それどころか映像にまで残ってるんだぞ、ん…? お前が気持ち良さそうに何度もイって、ちんぽを浅ましくねだっている姿がな…」    後ろから僕の首を掴んで無理やり体を起こされ、そのまま首を締めて揺さぶってくるケグリ氏、僕は狭まった喉から声を必死に絞り出す。   「…ク…ッふ、はい、はい、…う、裏切ろうなんて、おっ思ってませ、…ぅ゛、ク…ッ」    ちなみに()()()()()()というのは、僕が調教されているときに撮られた、“調教記録”の写真の数々だ。…そして、それは映像にも残されており――いわゆるハメ撮りをされており――、ケグリ氏はそれでも僕を脅している。…つまり…もう僕の人生なんか、とっくに終わっているのである。   「…この馬鹿オメガ、このマゾの変態が、色目使ったんだろうがお前は、オメガらしくアルファに色目を使ったんだろ、アルファが目の前に居るだけでまんこグチョグチョに濡らしていたんだろうが!」   「…クひゅ、…っち、違いまひゅ、色目なんて使ってまへ、…ぁ…っあの人が勝手に、ヒッ……」    首を締められているせいで間抜けな形で僕がこう答えるも、息ができないほど強く僕の首をぎゅっと締めてくるケグリ氏に、僕の腰が反れ、顎が上がる。――しかし、彼はそのままバスバスと後ろから僕を犯し続ける。   「…ク…、…、…ッ、…ッ」    息、できな…――ドチュドチュと首を絞められたまま後ろから奥を突かれ、…ぼやけはじめた頭の中でも、僕の体は、僕の子宮は確かに絶えず快感を覚えている。   「首絞めでまんこぎゅうぎゅうさせおって、このド変態オメガが、…なにちんぽにまんこ吸い付かせて媚びとるんだ、ユンファぁ!」   「……ッ、…ッ、……ッ」    媚びて、なんか、…ないのに、――ぼやける感覚が、締められている首からがーっと一気に上ってくる。…それが僕の目元まで来たころ、…ケグリ氏は僕の首から手を離した。   「ック、カはぁ…ッ! はっはぁ、…ゲホ、ゲホゲホ、…」    僕はドタッと前に倒れ込み、一気に口から、鼻から入り込んできた空気に咳き込む。――ケグリ氏は僕の膣から一旦自身を抜くと、…今度は僕のアナルに、にゅぷぷ…とソレを挿入してきた。   「…ク、ふ、…ぁあ…ん…♡♡」   「なぁにが()()()だ、ケツでまで情けないメス声出しおって、…」   「…ご、ごめ、ごめ、なさい…は、…」    駄目…なのだ。  僕は、お尻を犯されても今や本当に気持ち良くて、…男性器を入れられると、何か力が抜けてゾクゾクするような快感を覚えてしまう。――ケグリ氏は僕のお尻をバシバシと何度もひっぱたき、「お前が詫びろ、あの小僧の代わりに詫びろユンファぁ! 誠心誠意詫びろっ」とドチュドチュ、そのまま僕のアナルを犯してくる。  僕はカーペットに片頬を着けたまま片腕を上へ投げ出し、…もう片手は顔の前、カーペットを掴む。――気持ちよくて、こうでもしないと駄目なのだ。   「んっ…♡ ごっごめんなさい、ごめんなさいご主人様、…申し訳、ありませ、…僕の、体で…お好きなだけ、憂さ晴らしなさってくだ…ンぁァ、♡♡」    僕はとにかく、思い付く限りでケグリ氏におもねた。  しかしギリギリと強く爪でつねられた両方の乳首、痛みにビクついた僕に「乳首つねられてケツまんこぎゅうぎゅう締めおって、このマゾ肉便器が、公衆便所まんこが、調子に乗るなよ!」――普段よりももっと苛烈な暴言を吐いてくるケグリ氏は、おそらく()()()()()()を理不尽にも僕へぶつけている。   「…っご、あっ…♡ ご、ごめんなさい、…っごめんなさい…、…」    そりゃあ土下座させられ、普段見下している僕に対して、あんなことを言わされたのだ。――当たり前といえば、至極当たり前の展開である。…むしろこれで済むのなら、生やさしいほうだ(多分、僕がこれからあのソンジュさんのところへ行かなければならないので、さすがのケグリ氏もこれくらいのことしかできないのだろう)。         

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