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               暴言を吐きながらケグリ氏は、僕のお尻がひりつくほどひっぱたきつつ、さんざん僕にごめんなさい、お許しくださいと言わせながら僕のアナルを犯したあと、また僕の膣に自身を挿入してきた。    そして僕の脇から両手を差し込み、そこから僕の肩を持って僕の上体を持ち上げ――無理やり僕の上半身を仰け反らせながら、ぐちゅぐちゅと僕の奥をめちゃくちゃに突いてくる。   「…んっあぁ…!♡ あっ♡ あっ♡ あ、♡」    駄目、だめこれ、――僕のナカにある、飛び出たドーナツ状の前立腺がケグリ氏の勃起にえぐられる。  僕の子宮口が男性の先端にゴツゴツ荒く突かれると、そのたびに腰がガクガクしてしまう。――僕はすっかりナカで感じるようになって、絶頂まで覚えてしまった。…本当、いやらしい体だ。   「お前の性感帯などぜんぶ知っとるわ、――ザコ子宮ちんぽでドコドコ突いてもらうのが大好きだもんなぁユンファ、お前はどうしようもない変態マゾだもんなぁ、なあこうか、ココだな?」   「…あ、♡ ぁ、♡ あ、♡ らめ、そこだめ、♡ ぁぁイく、♡ ユンファの子宮イく、♡ ごっご主人、さま、…イ、♡ イってもいいですか、…」    僕は絶頂するとき、かならずご主人様の許可を取らなければならない。――ただ正直言うと、もう前立腺をえぐられて押し出されている僕の精液は、レースのポケットの中で苦しい僕の自身の先からポタポタ漏れている。    とはいえ、ことに子宮口が弱い僕は、いつもココを突かれるとすぐに危うくなる。――そんな危うい僕を、さらに危うくするのはケグリ氏が、僕の乳首の先端をくりくりといじり、――ピアスをクックッと引っ張ってくることだ。   「…ひっあ、♡ …っああらめ、それきもちぃ…っ♡ い、イく、イく、…イきます、ユンファのザコまんこイきます、♡ 子宮でイく、♡ ごっご主人、さ…」    ところで“ユンファの”…――なんて、僕のような二十七歳の男が使うのはまったく、我ながら気持ち悪い。  ただこれは、ご主人様であるケグリ氏にそう言うように命令されている。ケグリ氏を始めとした僕を犯す人々は、僕のこの()()()()()()()姿()と、そのセリフの甘ったるさのギャップが何とも淫蕩な響きがするといって、なぜか好む人が多いのだ。    それに、たとえば膣でイきそうなら「ユンファのおまんこイきます」、乳首なら「ユンファの乳首イきます」といったように、僕は絶頂の許可を取らなければならないばかりか、どこでイくのかまで自分を犯している人に報告することを義務付けられている。  ただもちろん、シンプルにそう言うだけではひねりがないと怒られることもあるので、自分の頭で考えてこのセリフをアレンジしなければならないときもある。――たとえば「ユンファの淫乱おまんこイきます」だとか、「ユンファのザコ乳首イきます」、「ケツまんこでみじめにメスイきします」…ちなみに僕は、ほとんどの人に()()奴隷扱いを受けているため、あまり男性器をなぶられることはない。   「僕はレイプでイく変態マゾメス奴隷です、だろうが!」   「あっあぅ…♡ ……ぼ、僕は、…レイプでイくっ、ぁ…♡ へ、変態マゾメス、奴隷です、…」    僕はもうすっかり、こうした自分を淫蕩たらしめるセリフを言うことに慣れているので、今や絶頂するさいには自然と、ほとんど無意識的にこうした言葉を口にできる。   「…ふんっ…こうしてやるとお前はすぐイくなぁユンファ、惨めだなお前は、惨めなマゾメス奴隷め、…乳首をいじられながらちんぽで子宮揺さぶられると、無様にすーぐひんひん泣く…」   「あぁっ♡ あっ…♡ ぁ…♡ らめいく…ぁ、♡ おねが、します、…イかせてくださ、……」   「…感謝しろよユンファ、あのクソ生意気な小僧に、もちろん全部教えておいてやったぞ、――お前がひんひん鳴いてしまう乳首を、こうやって…」   「…ひァ……――ッ♡♡♡」    奥を突かれながらギリッと強くつねられた僕の乳首――ビリビリと感電したような痛みが快感に変わり、それが子宮へと伝わって…またたく間に、僕は絶頂に達してしまった。――うなだれた僕の腰はガクッガクッと跳ね、ブルブル内ももが震えている。…僕の子宮が痙攣し、膣内がぎゅうぎゅう締まって、下腹部全体がじんわりと痺れるようで、…だめ……もう…ほんとうに、…きもちいい、これが、だめなの…――。     「…ぁぁ…♡ …ぁ…ぁ…♡」        ――メス奴隷、なの…僕、僕の、体、もう…。           

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