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それから櫻太は全然家に帰ってこなくなった。 俺は本当に嫌われたのかもと思いながらも、 どんどんしんどくなってほとんど家から出られなくなってしまった。 結婚とか好きとか仕事とか社会とか、 もうそんな事どうでも良くなるくらい。 毎日死んでない自分に安堵して、生命維持の大変さに辟易して、 ベッドに転がって泣いている事しか出来なかった。 櫻太はやっと帰ってきたかと思ったら、 酷い寝不足の顔をしていて 俺の顔を見ると謝りながら頭を撫でてくれた。 その顔を見る度に、死にたくない、って思ってしまう。 だから 俺は何回も別れようって言った。 だけど櫻太は、うるせえ、と跳ね除けて 絶対死なせない、と言った。

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