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「ありがとう…莉衣。 お前の気持ち、分かってるよ だからいいんだ」 櫻太さんは薬を無理矢理飲ませてこようとした。 俺は必死に抵抗する。 「い…やだ……!!」 「もうちょっとで完治するんだ…、頼むから…!」 触らないで、嫌だ、気持ち悪い。 溢れる感情が、幸せだった記憶を汚していく。 だから抵抗したいのに、櫻太さんは唇を押し付けてきて 無理矢理薬を流し込まれる。

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