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そいつは最期の最期まで、 薄気味の悪い笑顔を浮かべていた。 「すき……、だよ、莉…衣………」 そんなことをまだ言いながら。 「ごめん……ね……」 憎悪が渦巻いて、俺は手に持っていた刃物を その顔目掛けて振り下ろした。 「っ気持ち悪いんだよ……!死ね!!!」

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