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同居人の牛のお乳を
同じ大学に通う友人にして同居人はこのごろ元気がない。
原因は彼女にふられたこと。
どれだけ励ましても、心ここにあらずにぼうっとして、なにも手付かず。
料理も口に持っていかないと食べない始末で、突っこんだそばから、ぼろぼろご飯を落として呟いた。
「搾乳かあ、いいなあ・・・」
テレビでは芸能人が牛の乳絞りの体験を。
元カノは巨乳だったというから、その発言はなんとも切ないもの。
胸を締めつけられつつ、ふと閃いた。
翌日、早速、買ってきたものを着て、友人の帰宅まで待機。
ホルスタイン柄のフードつきのシャツと半ズボン。
フードには耳がついてるし、半ズボンには尻尾がついているし、なにより胸元にはお乳が。
といっても、本物とちがって人間の巨乳風。
膨らみのなかには牛乳がいれられ、乳首をにぎると噴出するという凝ったつくり。
帰宅したところで「バイトお疲れ!さあ俺のお乳で癒されろ!」両手を広げてお迎え。
果たして友人は笑うでなく呆れるでなく、ソファに座る俺にダイブして夢中になって搾乳し、吸いついて飲みまくり。
元気満点になってなにより。
と思いたいところ、勃起しているだろう友人にお乳を貪るように飲まれて変な気分に。
胸の谷間に顔を埋めて接近したなら、その手が俺の固いのに当たって「ん・・・!」と腰を跳ねてしまい。
とたんに顔をあげた友人は「こっちも飲みたい!」と股間に顔を埋めてしゃぶしゃぶ。
「ば、ばかあ、それ、お乳じゃあ!」と抗議するも「ね、ねえ、自分で搾乳して」と乞われるまま、上目使いの友人にしゃぶられながら、あんあんお乳を搾りだす。
「あ、ああ、ばかあ、お尻、までえ・・・!ん、くう、んあ、ああ、だめえ、しょこお、ふひあああ!」
一滴ものこすまいと飲みつくされて、目がくらくら。
快感に痺れる体をひっくり返され、四つん這いになれば、搾乳しながら、腰の強打の畳みかけ。
「ああう!お、俺え、変・・・!お、お乳、搾られるのお、気もち、ひい、なんてえ!おう、おふう、んふおお!搾る、のもお、奥、もお、いいよおお!」
牛乳をすべて搾りだされ、ほぼ同時に注がれて「んくあああ!」とメスイキ。
ぐったりと床にうつ伏せになり「俺、なにをしたかったんだっけ?」と頭を混乱させていたら、耳に熱い吐息と囁きが。
「ねえ、もう一回、搾乳させて・・・」
ずっと暗い目をしていたのが、星をちらしたように輝いてるに、すっかり元気をとりもどしたよう。
元気というか、飢えた獣のように目がぎらついているが、そこまで求められるのも満更でもなく、うなずいてしまった。
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