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第1話
「ほら、さっさと腰上げろ」
そこは部屋の一室。
外界と隔絶された空間はまさに異質だった。
「あ…うぁ」
乱暴に腰を掴まれ腰をぶつけられる
湿気と淫靡な臭いが部屋に充満し目眩がするなか涎を垂らして中を擦る快楽に翻弄されていた
「くっ…ぁあー…ぁあん」
ぐちゅんぐちゅんと卑猥な音が冷たい部屋に響き、結合部からはだらだらと何の液だかわからないものが垂れ足元に水溜まりを作っている
木葉の白く透き通った柔肌は熱に浮かされ蕾ははくはくとペニスを飲み込む。
それを喉を鳴らしながら食らうは実の父親だった。
獣のように、もう立つことが出来ない息子の腰を掴み後ろから抱く
天井からさがる鎖に繋がれた腕のせいで頭を床につけることすら許されず体重を支えるのは痩せ細った足のみだった。
「ほらここがいいんだろ?可愛い可愛い木葉
父さんが世話してやるからな」
父がずんと腰を突き出せば感じたくも無いのに甲高い喘ぎ声をあげて精液を飛ばす
「あ、あぁぁん」
「綺麗だよ、木葉。透き通るような肌、ぷっくりとした唇、締め付ければすぐに折れてしまいそうな体」
一つ一つをじっとりとなめ回す声が気持ち悪い
「はぁ…はぁ。お願い・・・も。やだ」
「やだ、じゃないだろう?またこんなに勃たせて」
と何回出したかわからないペニスを撫でられるその刺激が気持ちよくて、腰をびくびくと震わす
「あ…あっ…いやだ・・・父さん」
また快楽が襲てくる、この体に染み付いてしまった感覚はもうどうしようもできない。
嬉しくない、消えたい、気持ち悪い
「ほら、まだまだやれるだろう」
「父...さん」
いつまでこんな生活が続くんだろうか、助けてくれない。
皆、皆嫌いだ。
全部 消えてしまえ
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