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142 やめてと言われて唆られる ※ ソンユン
俺はまたユンファ様の唇を吸い、誘った俺の口の中――誘い込まれた彼の甘い舌を、唇で捕らえる。
にゅる、にゅると唇でユンファ様の舌を扱きつつ、ようやっと彼の、その着物の紅白の衿元を撫で下げるよう、優しくはだけさせてゆく――。
「……ん…♡ …ソンジュ……」
にゅるりと逃げていったユンファ様の舌、やや不安げな、それでいて期待に濡れた薄紫色の瞳が俺の目を見つめて、くらくらと小さく揺らいでいる。――俺はふっと彼の肉厚な唇に笑みを吹きかけ、はだけてあらわになったその人の胸板の中央に、むしゃぶりついた。
「…ぁ…っ♡ ……は、♡ …」
ビクンッと大きく跳ねたその白い胸板、俺は逃げぬようにユンファ様の二の腕を両方挟み込み、その桃の香の汗を舐め取り、啜る。――その微細な震えにゾクゾクとした彼の体、…ぷっくりと勃ちあがり小さくなった両方の乳首は、色味も濃い桃色となり。
誘われるように――片方を口に含む。
「…んん…っ♡」
ちゅうっと吸い込み、そのまま先端を舌先で掠めるようなぶる。――もう片方の乳首の先にはちょんと触れ、そのまま先端のみをくりくりとくすぐる。
「…ぁぁ…♡ ぁ…♡」
びく、…びくん、と腰から跳ねるユンファ様の体、ひと際甘ったるい声をもらし、ユンファ様は悩ましげにもじもじと膝を擦り合わせている。
ころころと舌先で先端を転がし、もう片方は指先で先端をコスコスと擦れば、彼は、ぁ…ぁ…と切ない声を小さく喉奥からもらして、――俺の頭の上、ふるふると顔を横に振っては、甘い声で。
「……そこ、いや…そこばかり嫌、ソンジュ……」
「…ふっ…お嫌なわりに、随分甘い声ですね、ユンファ…、……」
すっかりとぷっくり勃ちあがった胸の先は硬く凝 り、それでいてやわく、ほんのりと熱く湿って――可愛らしい、愛おしい、感触がするその先端を摘んでは、指の腹の間でくにくにと転がす。――ふっと口に含んでいたほうへ吐息を吹きかけ、俺はユンファ様の汗ばんだ胸板にも、血痣を残す。
「……んん、♡ ……ん…っ♡ …〜〜ッ♡♡」
するとときおりにピクンッと胸を、肩を跳ねさせ、指でなぶっていたほうを口に含めばまたビクンッ――俺の唾液に濡れているほうの乳首は、カリカリと爪先で引っ掻く。
「んっぁぁ…!♡♡ ソンジュ、嫌、そこばかりされると、…僕……」
ビクビクッとしたユンファ様は、甲高い吐息にまぎれた声で。
「…こ、…っ子壺が疼いてしまう、…切なくてたまらなくなるから、…そこばかりは、嫌だよ……」
「……、ふふ……」
その言葉にむしろ興が乗った俺は、くりくりと先を指先で軽くもてあそび、またちゅうっと小さな乳首の全てを口の中に収めて吸い上げた。
「…ァ…っ♡ へ、変になってしまう、ソンジュ、…」
「……ククク…」
俺は意地悪であった。
しこたま焦らすように、このあとも延々としばらく、ユンファ様の乳首ばかりをなぶってやったのだ。――少しばかり人よりぷっくりとした乳首の先端、小さく集まったソコの全体は、終えたころにはもうすっかりと赤く染まり、俺の唾液に艶々と光ってはまるで木苺…そしてユンファ様は、はぁはぁと蕩けきった恍惚の表情を浮かべていた。
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