110 / 123
第110話
「少し考えさせてください」
「魅弥、俺はお前に何かしたか?」
「いえ、あなたは何も」
聞かないとって思うのに、聞けない。
お前はもういらないって言われるのが怖くて。
「はっきり言ってくれ。お前に避けられるのはつらい」
「……あなたは私の事を愛していますか?」
何聞いてんだろ……俺。
こんなの聞かれたら確実に重いって思う。
「当たり前だろう?もう、お前以外は愛せない」
「そう、ですか」
ともだちにシェアしよう!
fujossyは18歳以上の方を対象とした、無料のBL作品投稿サイトです。
110 / 123
ともだちにシェアしよう!