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第11話
來華「おっと、まだ達するな」
きゅっと根元を掴まれ危ういところを制止された
あのままイッテいたら間違いなく月影様のお仕置きが待っていた
これ以上お仕置きされたら尻がもたない
來華「焦らされて不服か?」
青蘭「!!滅相もございません」
まずい……顔に出ていたか
來華「青蘭、明日明後日と私は公務で宮を離れる。次会う時まで射精は禁止だ」
ん?!
來華「月影聞いておるな?!」
月影「はい」
ジュボッ
青蘭「うゔ///」
一気に引き抜かれ中がヒリヒリと熱い
竿への刺激もあと少しのところで焦らされてしまったからムズムズとしてなんだか居心地が悪い
來華「では青蘭、また明後日」
・
・
・
あのあとまた月影様の寝所で寝かせていただいた
三日月型の美しい障子から漏れる優しい光が今朝も心地がいい
來華様が明後日まで帰って来られないとなると私は何をするんだろうか
月影様に聞いてから朝食をいただきに小姓室へ行くか
着替えを済ませ、執務室へと向かったが、月影様の姿はなかった
どこだろうか?
こっちか?
いないなぁ……
ここか??
いやいない、、、
青蘭「まぁ、あとでいいか」
シャリーン シャリーン
ん!?あの音はもしや!!
音の鳴る方へ急ぎ向かうとたくさんの護衛の小姓や兵に囲まれて馬車に乗り込む來華様がいた
夜の顔の來華様とは違い、精悍な顔つきで国王の風格が漂っている
青蘭「はぁぁ…かっこいい……」
変態だけど。
それに護衛の小姓もカッコいいな……
やはり憧れてしまう……
青蘭「あ!」
來華様の側近に混じり護衛をしている一際美しいお方……
月影様も護衛に付くのか
いつもの衣と違い護衛官らしい服装をしていて、あまりのかっこよさに目で追ってしまった……
今日は月影様も宮にいないということか……
『月影様だ』
『かっこいい』
給仕の小姓も集まってきた
皆口々に月影様や來華様のことを話ししている
來華様の人気はともかく、月影様も來華様並み……いや、それ以上の人気ぶりだ
あの容姿と表向きは優しいお方だからな……
柊 「青蘭」
青蘭「わぁ!柊!おはよう」
柊「おはよう!青蘭も見物??
月影様いつ見てもかっこいいよね〜またお話したいなー」
この間まで來華様や雪那様の噂話が好きだった柊がこの数日ですっかり月影様に興味を持ち始めたようだ
柊「月影様背丈が178センチもあるらしいよ」
しかも結構なマニアとみた
柊の話ぶりだと、給仕の小姓のところへはあまり顔を出さないようだな
たしかに月影様以外にも高官はいらっしゃるからな
給仕小姓にとって憧れの的は手の届かないところにいる国王様より、身近な月影様かもしれないな
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