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第20話

【月影サイド】 青蘭「グスングスン……」 泣いている…… はぁぁ……菊摩はイタズラ好きだが泣くほどではないはずなのだが…… 月影「一旦外してもらえるか?」 秘書小姓「かしこまりました」 ・ ・ ・ 菊摩「心が折れてしまったそうです」 色小姓教育を10分でギブアップとはあまりにも我慢が足りぬな 聞くところによると指舐めで呼吸が乱れてパニックになったと たしかに青蘭にはまだ教えてはいない技術ではあるが、泣くほど難しいものではない 來華様の前でなくてよかった。 変態の來華様なら呼吸が乱れようが構わず行為を続けたであろう 來華様は前戯で指舐めをさせることがある。 青蘭が苦手とする行為である事が知れたら間違いなくやらせるだろう 慣らさねば…… 月影「そうか。あとは預かる」 青蘭「(返却)」 ・ ・ ・ 青蘭「(メソメソ)」 月影「そろそろ泣き止みなさい」 月影様に真っ白な布を渡され涙を拭った 涙を拭うと月影様のお顔がよく見える。今日は少し気を張っていたから月影様に会えて安堵したのが本音だ 月影「指舐め難しかったか?」 青蘭「……息の…仕方がわからなく…なりました」 月影「難しく考えすぎだ」 考えすぎと言われても、下も痛いし、初めて会った高官だから緊張もした…… 初めてだと知らせる方法が分からなかった あの高官は菊摩様というらしい。 菊摩様が異変に気づいてくださったから意識を手放すことがなかっただけ幸いだ 菊摩様は思っていたほど怖い方ではなかったが、本格的に指導が進んだら今以上に泣いていたかもしれない ……指導はやはり月影様が安心する 月影「來華様も指舐めはさせるぞ」 げっ!!さすが変態! 正直少し苦手意識を持ってしまった、、、 なるべくやりたくないが……來華様がしてくるとなると……慣れておかないと後々苦しみそうだ。。。 月影「私とゆっくり慣れよう」 青蘭「…………」 月影様となら……頑張れるかもしれない…… ・ ・ ・ 月影「口を開けなさい」 顎下に手を添え軽く上を向かされた 月影様と真正面……いつもは薄暗い部屋でしているからこんな明るい場所でやるのはさすがに照れるな……

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