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第1話

俺は勇者召喚でしばらく行方不明になっていた事がある。 その時に弱弱な体は強くなり、自信も手に入れた。 現代に戻った所で、危ういところを伊織という術師に助けられ、妖魔という存在を知り、それを退治する呪術師って存在を知った。スカウトされた俺は、快く受け入れた。 専門学校で、俺は伊織に再会できた。 伊織は生まれながらの強者だった。 俺は最初弱者だったんで、その辺余裕が全然違って憧れる。 伊織は何故か女子に嫌われていた。 「あんなに綺麗であんなに強いのに、なんでモテないかな」 「優まじか。知らないのか?」 「何を?」 「伊織の一族は女を共有するんだよ」 「は?」 「一族で有能な女を囲って輪姦するんだ。その為に結構悪どいこともするって話」 「何それ」  びっくりしたので、そぉっといおりに聞いてみる。 「ああ、うち、術師専用の娼館やってるんだ。優も抱きたい?」 「私はいいよ……。え、ほんとなの?」 「そっか。時代にそぐわないよなーマジで。でも、呪術の使える子を産んでもらうのってマジで大事だからさ。術師も少子化続いてるし、うちが支えてる所あるんだよな」 「そ、そうか。なんか、暗部って感じだね……」 「そうだよ。お前も相手出来なかったら、来いよな。お前の才が引き継がれないのは罪だから」 「私はいいよ……」  話はここで済んだのだが、後日大変な事が起きた。 「優ー。優って月子と仲良かったよな」 「あ、ああ。前に助けてもらった事があってね」 「お前強いくせにしょっちゅうピンチになるのなんなの? まあいいや。月子入荷したけど、来る?」 「入荷!?」 「怪我して治療費に、な。二人生むまで娼館勤になった」 「はあああ!?」  大変な事になった。買わないと会えないとのことで、私はドキドキしながら月子さんを買った。  月子さんはひどい状態だった。  特殊な処置だとかで、胸が膨らんで母乳が出るようになってて、お尻の穴がぽっかりと開いて、ハクハクとしていた。体は明らかにいやらしく調教されていた。 「優、くん。ごめん。私を抱いてくれないか」 「つ、月子さん」 「誰も生で私に種付けしてくれなくてね。お尻ばかり責められて……早く自由になりたいんだ」 「月子さん、その、俺、で、よければ……!」  恥ずかしい事に、月子さんのそんな姿に俺は勃ってしまっていたので問題はなかった。だが、子供が出来たらその子を買い取らないと術師のオークションに掛けられてしまうのだという。最悪だな!?  しかも俺は女神の加護があるので、子供が出来やすいのだ。  そんなわけで、俺はいきなり、お金を稼ぐ必要が出てきたのだった。 「真面目だなー。優。子供は育てたいって奴がいくらでもいるのに。変な奴には売らねーし。それとも月子好きだった?」 「そういう問題じゃないんだよ」  術師の常識は度し難い。  伊織は親友だが、絶対に女籠家には弱みは握らせないように気をつけようと決意をした。もう手遅れかもしれないが。  20歳になった時、お祝いにお酒を飲んだ。  そして気がつけば、俺の上で伊織が腰を振っていた。 「あ、あ……優。すげーいい」  伊織は動きを止める。そして、お尻にジョボジョボと放尿される。   「!??」  ビュクビュクっ 「!??」  俺は伊織に尻の穴に放尿されて、達していた。  伊織はそのまま腰を振る。ガンガンにふる。 「うあ♡ ああっ♡ 伊織♡ やめっ♡」 「あ、起きた? 優♡」  待って処理しないでやってるからお腹がすごいぐるぐるいって、中で「中身」がかき混ぜられてる! 「おお“っ♡ おお“っ♡ トイレッ トイレ行きたいっ♡」 「そーな。出ないとお前のベッド汚れちゃうな♡」  あああああこいつっ!!! 「抜くからしっかり尻穴閉めてな」  そして、俺の肩をぐいっと引っ張り、俺を繋がったままひっくり返す。  ああ、かき混ぜられて、ああっ   ぬぷっ  抜かれた俺は、慌てて必死で尻を絞めつつ、自分の尻を手で塞いだ。 「可愛いい、優」 「ふっ ふざけるなっ」  「たらい持ってきてあげてもいいんだけどなー。それとも動ける?」 「い、急いでっ 我慢できないっ」  そうして、俺は伊織の持ってきてくれたタライの中に汚物をぶちまけた。  恥ずかしいって思うけど、止められない。 「お“お”お“お”お“♡ ほ、オホ……! ら、らめ、あ♡」 「いっぱい出たな♡ あ、最初に脱ぎ出したのお前だから、俺悪くないからな?」  俺は誓った。二度と酒は飲まないと。  でも伊織にキスされた時、またビクンッて射精した。悔しい。 「おっと。これ、優が綺麗にしろよな」  汚物に汚れた逸物を目の前に出された時は殺意が湧いた。 「これなーんだ」  見せられた携帯には、俺が自ら足を抱え込み、おっ勃たせてダブルピースする姿が!  うわああああん酒のやつめえええええ!  俺は涙目になりながら、逸物をしゃぶった。  当然のように口の中でも出しやがった。  それから、当然ながら俺は伊織と距離を取った。  俺は勇者。女神の加護を持つものである。  それは知ってた。知ってたつもりだった。  でも、あんなんで孕むとは思わないじゃん……。  卒業まであと少しだったけど、学校やめよう。  月子さんの子供も生まれて、引き取れるし。  そうして、俺は学校を辞めて、子育てに専念した。    子供を女の子に押し付けられた事にして、DNA鑑定でどうにかした。  異世界で作ったアミュレットを売る事にして、お金はどうにかした。何せ貯金は子供の月兎を引き取るので使い果たしていたから。

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