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「今日はやけに素直ですね」
「気持ち悪い……早く、脱がせろ」
「はいはい」
普段であればこんなに素直になることはない。じわじわと慶吾の中に羞恥心が募っていく。
露わになった下肢は、濡れた感覚が離れたのと同時に隆光に見られていることもあってか、再び熱を帯びていた。
「み、見るな……」
「えー。ちんぽはもっと見てって言ってますよ」
すると、隆光は掴んでいた慶吾の手首を両手で持ち直しつつシャツを脱がせた。それから慶吾の膝下にそれぞれくぐらせて、自ら秘部を晒すように両脚を広げさせた。
「なっ!!」
「ここも、俺のこと欲しがってますね。んじゃ……」
隆光は両手で慶吾を掴んだまま、秘部へ顔をうずめる。隆光の荒い息遣いが少しくすぐったい。
「んぅ……」
もどかしい感覚のまま、隆光は動かなかった。
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