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慶吾は隆光の顔を挟む形で両手をベッドにつき、ゆっくりと身体を上げていく。隆光の昂りが慶吾の中を擦り、触れ合っている部分から快感が広がっていく。
ギリギリまで持ち上げたところで、再び腰を落とす。
「あっ!!」
痺れるような感覚が慶吾を包む。涙が出そうになるほど身体が喜んでいる。考える前に、腰が勝手に動き出していた。
「んっ、あぁっ! んぅ、うぅ」
何度も繰り返していくうちに、自らリズムを刻んでいた。肌がぶつかるたびに、軽い音が慶吾の喘ぎと重なる。
「ははっ……ケイさんえっろ」
じっと眺めているだけの隆光であるが、慶吾の中で熱をさらに滾らせていた。
「ミツだって……。全然っ、足りなさそう、だな!」
慶吾はわざと腰の動きを緩めた。そして深くうずめたまま小刻みに動く。
「ほら……どうなんだ?」
「どうなっても知りませんよ」
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