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食事指導

森田先生が来るという一報に急にみんなソワソワし出した ちらほらご馳走様を許してもらえる人も出てきて、僕もちょっと焦っていた 伊織「手止まっちゃった?」 ましろ「ご馳走様したい」 伊織「ご飯もう少し頑張ろう?」 結構頑張ったんだけどな…… ザワザワ ザワザワ ん!? 森田先生登場!!! 予定よりも早く登場した森田先生にざわつく食事指導の面々 もれなく僕も大焦り 森田「代わるよ」 伊織「お疲れ様です」 森田「いつものメンバー?」 伊織「ですね」 いや、僕新メンバーです。 伊織先生と交代で森田先生が隣に座り緊張感が増す 緊張し過ぎて謎に会釈しちゃったけど、それがおかしかったのか、会釈を返した後に口元が笑っていた 森田「いつもより食べてるじゃん」 !!!え!!!分かってくれた ましろ「……泣いたらお腹空きました」 森田「あー、俺叱ったもんね」 やばいやばい。佐々木先生の笑顔も照れるけど、普段笑わない森田先生の笑った顔の方が100倍照れる レア度の破壊力………/// 患者「終わりにします」 森田「ダメ。座って」 おぉ…しかしやっぱり…こわーー。伊織先生なら絶対オッケーだった あ!これか友輔さんが言ってたやつ 『みんな怒られてる みんな一緒だよ』 よく見るとホントにそうだ。薬捨てて怒られてる人はいるし、治療が嫌だって泣いてる人も毎日見かける 自分だけが辛いんじゃないって分かると気持ちが少し軽い感じがする 森田先生が他の患者のテーブルを回り始めたため、監視の目がない間に一旦休憩しようと思う はぁ、よく食べたー ・ ・ ・ 数分後…… あれ……僕だけになっちゃう? この人に負けないと小さな闘志を燃やしていたけど、呆気なく敗北 ご馳走様を許してもらったライバルは嬉しそうに帰っていく 森田「どう?」 ましろ「……結構頑張りました」 ライバルの食事指導を終えた森田先生が戻ってきた 2人きりのロビー……場所がロビーに変わっただけのいつもの光景 森田「まぁいいんじゃない?」 え!!? 森田「最近あんまり食べてなかったのに、いきなり食べ過ぎたら胃に負担かかるからね」 やった!! ましら「ご馳走様でした!」 森田「急に元気になったな。 ましろ下膳したらスタッフステーション来て。宿題返す」 <<<宿題忘れていた>>> ・ ・ ・ 【ましろサイド】 部屋でのんびりしようと思ったのに、呼ばれちゃったー。 スタッフステーション緊張するから嫌だなー。 ましろ「お邪魔します」 キョロキョロと辺りを見渡すと森田先生と青木先生が楽しそうに談笑をしていた。 青木先生もいる……ちょっと気まずいな。 ましろ「!!!」 初めに僕に気づいたのは青木先生だった。青木先生に手招きされ、さっきまでの気まずい気持ちが少し薄らいだ 森田「座って」 森田先生と青木先生の間に座らされてしまった…… 青木先生はおそらく自分の仕事をしているだけなんだけど、すぐ隣にいるから緊張する…… 森田「これね」 食事指導目標の用紙が赤いペンで真っ赤に修正されていた 森田先生達筆……ちょっとだけ文字を直されてるの恥ずかしいな。 森田「食事のバランス悪すぎるから、野菜は毎食頑張るよ?」 ましろ「はい。」 森田「『はい』って言ったな」 青木「ふふっ」 え!!先生達笑ってる!え!ずるい!『はい』って言わないといけない空気だったじゃん! 森田「じゃあ頑張ってくださーい」 しまった!!!交渉すれば良かったぁぁ。今更後に引けない…… ましろ「…………。」 森田「ポテトフライでもいいんだよ?毎食はダメだけどね」 ん!!ポテトフライもオッケーなの?ポテトフライは好きだよ ましろ「ポテト食べられます」 森田「じゃあここにポテトって書いて」 カキカキ カキカキ よし!一品増えた!

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