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ぜんぶいや③
【ましろサイド】
ましろ「グスングスン……」
佐々木先生の治療は凄く痛いわけでもないし、怖いわけでもないけど、部屋に戻ってきたら凄く泣きたくなってしまった
涙が止まらない……
友輔「入るよー」
ましろ「!!」
友輔「ましろ熱とか測らせて」
まだ日勤の看護師さんに会ってなかったけど、今日の部屋担当は友輔さんらしい。
友輔「え?泣いてる!どうした?」
ましろ「グスングスン…疲れた泣」
友輔「おいで」
両手を広げる友輔さんに抱きつきわんわん泣いてしまった
友輔「泣け泣け 泣いた方がスッキリするから」
ましろ「うわーん泣。。。」
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ましろ「グスン……グスン…」
友輔「お茶飲みな」
あったかいお茶が全身に沁み渡りポッと体があったまった
友輔「今日の治療キツかった?」
隣に座り背中を摩って寄り添ってくれる友輔さんに今思っている事を全部話をした
ましろ「……治療全部がつらい……ぐすん…」
友輔「そうだよねー。入院して2か月だっけ?ストレス溜まる時期だよね。治療内容濃くなるし、先生達厳しいし」
ましろ「うん…ぐすん」
友輔「自分にだけ厳しくない?嫌われてるのかな?って思うことない?」
ましろ「ある…ぐすん」
友輔「みんな一旦通る道なんだよね。あんまり他の人と話したりしない?」
ましろ「……あんまりしない」
友輔「話す機会あるといいよね。
みんなも結構怒られるてるんだなーとか分かって案外面白い話聞けるよ。
これやると怒られるよ。とか情報交換ね」
たしかに……僕入院してからほとんど同年代と会話してない。話相手はもっぱら先生とか看護師さんだ……
ずっと1人で悶々としてたかも……
友輔「最近笑ってる??泣くのも大事だけど、笑うのもストレス解消になると思うよ?治療以外はたくさん遊んで笑いな?」
ましろ「うん」
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たくさん泣いて、友輔さんと色々お話ししてたら久しぶりにお腹が空いてきた
食事指導今日なら頑張れそう!
いつもなんとなくスタッフステーションで食べてたけど、どうやら基本はロビーに集められてグループで食事指導らしい
伊織「君はこっちー。君はここー」
伊織先生を囲んでロビーに数人集まっているのが見えた。
きっとここがグループ指導の場所だ。
食事指導の対象者リストを見ながら伊織先生が席決めをしている輪に混ざって指示を待った
伊織「ましろは俺の隣」
僕だけ特別席に割り振られてしまったけど、伊織先生だから特に緊張したりはない
食事指導だなんて僕だけが課せられていると思ってたけど、案外仲間がいてちょっと安心
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【伊織サイド】
食事指導今日多いな。
当たり前だけど、みんな全然食事進まない
珍しくしろたんが食べてるのが唯一の救いかな
伊織「みんなー。あと20分したらここの担当森田先生に代わるからね」
ましろ「!!!!」
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