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ステップアップ③
佐々木「ここ座ってね」
ましろ「ぐすん泣。もう退院させて」
佐々木「退院かー」
ましろ「帰りたい泣」
佐々木「今帰ってもすぐに具合悪くなっちゃうよ」
ましろ「それでもいいから帰りたい泣。みんな外泊とかしてるのズルい泣」
佐々木「ましろも外泊出来るように頑張ろうね」
ましろ「ちがう!!僕も帰る!泣」
イスから勢いよく立ち上がり走り出そうとした瞬間に手首を掴まれた。
佐々木「ストップストップ。」
ギュッと抱きしめられ、背中を摩られた。
ましろ「かえるっ…ハァハァ…泣」
佐々木「一旦落ち着こう」
騒ぎを聞きつけ、加藤先生や森田先生も集まって来た
ましろ「ハァハァ泣」
加藤「誰?ましろ?」
森田「どこか痛いの?」
佐々木「帰宅欲求が高まってしまいました」
ましろ「ハァハァ泣。」
森田「帰宅欲求?なんで」
佐々木「わたしの治療がキツ過ぎたみたいです」
加藤「へー珍しい」
佐々木「治療後の陰茎痛も相まって感情が爆発しちゃったんだと思う」
ましろ「ハァハァハァハァ泣」
森田「安定しないなら集中治療室入れよう」
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集中治療室の扉の鍵がカチャッと閉まり先生達が出て行った
ベッドにぺたりと座り、泣き続けた
自分でも体調的に帰れないのは分かっている
でも…治療室に向かう途中に嬉しそうに退院や外泊していく姿を見てしまうとどうしても羨ましい
治療もキツい…治療後も痛みが続くし体力も根こそぎ持っていかれる
なのに全然よくなってる感じがしない。
ゴールが分からないまま走ってるのにもう疲れちゃった……
窓を挟んだスペースに先生達が見える。たまに僕の様子をチェックするためにチラッとこちらに視線を向けている
勢いで退院したいって泣き喚いちゃった。。。こんなところに閉じ込められるくらいなら、大人しくしてフリー室行けばよかったかな……
ちんちんも痛い……
泣きすぎて頭も痛い……
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加藤「そんなにキツい治療内容だったの?」
佐々木「んー…まぁ…ましろ的にはキツかったのかも。ステップアップさせるの早かったですかね?」
森田「ステップアップはさせていいよ。ちょっと前から怪しかったから、タイミング的に佐々木先生の治療だっただけだと思うよ」
加藤「しばらく治療中止します?」
森田「いや。今日の一件見て確信したけど、俺らに慣れて来たんだと思う。彼のこれが素なんじゃない?わがまま言える関係性になったんだなってプラスに捉えたらいい。」
加藤+佐々木「なるほど」
森田「明日からも通常通り治療。メンタルグラつくようなら集中治療室から出さない」
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ましろ「!!!」
緊急事態。。。
どうしよう……
そしてタイミングがいいのか悪いのか、先生達が部屋に入ってくる……
ガラガラ
ましろ「………」
森田「気まずそうな顔してるけど」
佐々木「泣き止んだかな?」
ましろ「……一回部屋から出てほしい……」
加藤「なんで」
全く止まる気配のない先生達はあっという間にすぐ目の前に
森田「あれ?漏らしちゃった?」
さすが森田先生鋭い。
ましろ「尿意はあったの」
いつも聞かれるから先にアピールしとかなきゃ
加藤「尿意あったのにトイレ行かなかったの?」
ましろ「行こうとしたら漏れちゃった……」
加藤「それ尿意じゃなくて、出ちゃって気づいたんじゃなく?」
ましろ「…ぅ…ん…」
森田「自力で出せたのなら治療効果あったってことだね」
そうなんだ
森田「明日も効果が出る治療するからね」
ましろ「……明日?」
森田+佐々木+加藤「明日」
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