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第167話 R18
宣言通りお風呂もトイレも全て唯斗の監視の元でおこなった。粘つくような視線を一身に浴びて秀治は気が狂いそうになる。もうどれだけ日が経ったかもわからない。唯斗は仕事前の朝に秀治にご飯を食べさせると、仕事終わりの夕方に家に戻ってきた。その間はトイレに行けないし水も飲めないからずっと緊張していた。部屋の中に新しく設置された監視カメラを睨みつけながら時間を過ごす。きっとダグやクイン、アレンが心配して探しにきてくれるはずだと信じて待つ。手荷物を全て唯斗に奪われてから、誰とも連絡を取れていない。すぐに異変に気づいて助けに来てくれるはずだと思った。
監禁中、唯斗は暴力を振るうことはない。しかし、優しい暴力を振るってくる。それは唯斗が帰宅して一緒に風呂に入った後で毎晩行われるものだった。夜だけは手首を締められたまま唯斗のベッドで眠ることが許された。
「シュウくん。俺のこと好きって言って」
顎を優しく掴みながら唯斗が秀治の耳元で囁く。その瞳は爛々と輝いていた。秀治は指示通りに囁く。何度も何度も唯斗の気が済むまで声を出した。その度に唯斗は優しく頬を撫でてくる。その手を優しいと感じることはなくなってしまった。ただ秀治が感じるのは恐怖だけで、からからに喉も乾いていた。
「俺も大好きだよ。ずっと二人でこのまま生きていこうね」
甘く、緩やかな毒だと秀治は感じた。この人のそばにいると何でもかんでも溶けてしまいそうになる。固く決めた心も、強張った体も。優しい言葉で、手つきで解されてしまいそうな恐怖に怯える。
「今日で七日目だから、そろそろ我慢できないでしょ」
七日も過ぎていたのかと愕然としていると、唯斗は秀治の股間に手を潜ませる。足を閉じようと躍起になっていると、簡単に開かされてしまう。
たしかに七日も触れられていなかったそこは些細な刺激で爆発しそうになっていた。するすると秀治の着ているシャツを脱がされ、スラックスを下される。下着を口で引っ張られ太腿に下ろされた。足の間にある双果はぱんぱんに膨れている。そこに息を吹きかけられて、ぴくりと竿が反応してしまう。触れられてもいないそこがぐんぐんと育っていく。半勃ちになったところで唯斗の口が秀治のものを飲み込んだ。ぬっとりとした口腔で執拗に責められ、秀治は悲鳴をあげる。刺激を待ちわびていたそこは泣きそうなほど腫れ上がっている。亀頭を舌で転がされ、裏筋を擦られるとじわりと先走りが滲む。上下に頭を動かす動きに秀治の腰も自然と揺れる。それをはしたないと思いながらも、止めることができない。
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