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5.※局部責め
「おかしいと思ったら、コイツ俺らと同じもんがあるぜ」
「マジかよ。女にしてはちっせえ胸だと思っていたけど、可愛い顔をしてこんな格好してるから、騙されたわ」
マジかよと大げさなぐらいにおどけて見せた。
先程、愛賀のことを「姉ちゃん」呼びをしていた時から違和感があったが、その会話から今回の主旨がようやく見えてきた。
どこからかの帰り、人気のない所を歩いていた"女性"を眠らせ、ホテルに連れ込んで無理やりしようとしたら、それがまさかの女装した男だったという設定なのだろう。
たまに持ってきた服を着せて行為をする客はいたが、今回のパターンは初めてだった。
「こんな格好をして、わざと人気のないところにいて、誰かに襲われたかったのかなぁ?」
「ふ⋯⋯っ、んふっ」
「しかもよく見たらノーパンだしな。ブラもしてなかったし、とんでもない趣味をしているな」
「はっふ⋯っ、ふぅ、ん⋯⋯っ」
愉しげに笑いながら、ストッキング越しにまさぐられる。
直に触れられている時とは違い、ストッキングのさらさらとした感触が敏感部を心地良く刺激される。
その感触がむず痒く、唯一自由である足を擦り合わせる。
「なんだぁ? もぞもぞさせて。ココを触られて、感じているのか?」
「ふ、ふぅ⋯⋯んん⋯⋯っ」
「こんな格好するぐらいだもんな。俺らに出会えたことに感謝するんだな」
「ふっふっ、ふうっん⋯⋯っ」
突如として男の手が激しく動く。
動きが緩やかな時でさえ、へそ辺りがじわじわとし、後孔もむずむずとさせるものだったのに、客の手によってストッキングが張りそうに反応を見せ、塞がれている口から漏れる声が甘いような声になりつつあり、自分の声も昂らせることとなった。
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