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異常な幕開け

私は大学を卒業してすぐ、男子高校の城島(ジョウジマ)学園にやってきた。 この学園にはなぜか女性教師がほとんどおらず、来てもすぐ辞めてしまうらしい。 なんでだろう……。 そんなことを考えながら、始業式の話を聞き流す。 新任紹介の時間になり、私は前に立った。 「保健教師の高瀬結衣です。 まだわからないことも沢山ありますが、話しかけてくれると嬉しいです。よろしくお願いします。」 だだっ広い講堂に、拍手が響き渡る。 見渡すと、コソコソ話す生徒や、すでに寝ている生徒もいる。 大きな拍手に圧倒されていると、隣に立つ男の先生が声をかけてくれた。 川村一樹先生だ。 「俺、今から保健室行くんで、着いてきてくれます?」 「分かりました」 答えると、彼はスタスタと歩き始めた。 慌てて後を追いかける。 隣を見ると、身長が高く、あからさまに無愛想な顔。 服の上からでもわかる整った肉体。 広い校庭を過ぎると、保健室に着いた。 「高瀬結衣です。よろしくお願いします」 川村先生は不機嫌そうに床を睨むだけで、私が話し終えるとすぐに 「んじゃ、俺用事あるんで」 と、外に出て行ってしまった。 私、この人とやっていけるのだろうか――心配が胸に宿る。 保健室で少し落ち着こうと深呼吸していると、ドアが軽くノックされた。 「失礼します――」 ドアを開けて入ってきたのは、高二の三浦大輝。 ニコニコと軽い笑顔で、どこかチャラい雰囲気をまとっている。 「お疲れさまです~。俺、高二の三浦大輝です。あ、先生初めてですよね?」 大輝は手を軽く振り、まるで自己紹介でもするかのようににこやかだ。 「はい、そうです……」 私はぎこちなく答える。 大輝は始業式で私を見たのか、少し目を輝かせながら言った。 「いやー、始業式で見た瞬間に、なんかビビッときちゃったんですよね~」 そして、遊び心たっぷりに私の胸に手を伸ばす。 「え、ちょ、ちょっと――!」 「な、何やってるんですか!」 慌てて手を払い、思わず声を張る。 大輝は悪びれる様子もなく、にやにや笑って肩をすくめる。 「いやー、別にいいじゃないっすか。ちょっと触りたくなっただけで」 私は思わず眉をひそめ、手で距離を取る。 「初日で、初対面で、何やってるんですか!」 大輝は笑いながら後ろに下がり、軽く頭をかく。 「いやー、先生、すぐ怒っちゃうんすね。面白いなー」 「……次、そんなことしたらお仕置きしますからね!」 私は思わず声を強めて言った。 大輝は肩をすくめて、にやりと笑う。 「え、何すんの?Hなお仕置きなら大歓迎っすけど~」 ――え、何その余裕……! 思わず眉をひそめる私に、大輝は手を広げて軽く笑う。 「いやー、冗談っすよ。まあ、ちょっとドキドキしましたけど」 私は少しムッとして、でも心のどこかで冷静さを取り戻そうとする。 「なら……仕方ないですね。私がしてあげましょうか」 私は少し意地悪っぽく、でもドキドキしながら言った。 大輝は目をキラリと輝かせ、にやりと笑う。 「え、じゃあ俺も同様にお願いします!マジで!」 ――えっ、ちょ、同様って……!? 驚いて固まる間に、大輝はふざけたノリでぐいっと前に出て、手を伸ばしてくる。 「ちょ、待って!今なんて――!」 私は慌てて手を押さえ、思わず声を張った。 「何やってるんですか!初日で初対面で……!」 大輝は悪びれるどころか、にやにや笑いながら肩をすくめる。 「いやー、でも先生がそう言ったからさ~。別に怒らないでしょ?」 「っ、わかりました」 私は少し息を整えながら、彼の手を取る。 「あなたが頼んだんですからね」 腕を引き、ベッドに寝かせ、両手をおさえ、カーテンをしめる。 それから、私は少し意地悪く目を細める。 「次は私の言うこと、ちゃんと聞けますか?」 大輝は軽く笑って肩をすくめる。 「えー、どんなお仕置きっすか?ちょっとワクワクしてきたかも」 私は彼の両手を強く押さえ、足の上にまたがった。 私は人差し指でツンツンと彼のものをつつく。 「んっ、ちょっ……先生っ、んっ」 次第に、彼の体が反応しているのが手に伝わる。 「でも、三浦君、いいって言ったでしょ」 私は声を落として、少し低めに囁くように言った。 大輝は目を輝かせてにやり。 「んー、先生のこういう厳しい顔、悪くないっすね」 手探りで男性が弱い先端を触ると、彼の大きくなったものがドクドクと反応する。 「んっ、せんせっ……い、ダメっだから……許して」 「次からしないって、わかった?」 「わかったっ、んっ、わかったっ……あっ、から、手!手」 私は彼の体から手を離し、距離を取りながらも目を細めて笑う。 「ふふ、次はもっとちゃんとお仕置きしてあげますからね」 大輝は肩をすくめて、でもどこか楽しそうに笑った。 「はは、先生、本気出すんすか?いやー、楽しみになってきたな~」 「ちょ、お仕置きだから 楽しみにしないでくださいよ!後、 今回のことは秘密ですよ 誰にも言わないでくださいね」 「わかってるよ〜結衣ちゃん 2人だけの秘密ね」 「敬語でしょ 三浦君」 「じゃーね 結衣ちゃん 授業だから また、楽しめてね」 彼は悪びる様子はなく 出て行ってしまった

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