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「こ、こらぁ。ちょ、休ませ……てぇッ! あっ、あぅ!」 「ごめん。でも、止まらないんだ!」  体の中心が、熱い。  身も心も、燃えるように熱い。  この熱は、全て比呂くんに捧げたい……! 「あ、来る。来た! 比呂くん、行くよ!」 「あっ、んぁッ! イくっ、イッちゃう……ッ!」  隼人は比呂の体内に、その熱を注ぎ込んだ。 「比呂くんッ! 「んッ、はぁ、あぁああ!」  長い長い、射精。  出る。  まだ、出る。  二人はしっかりと抱き合い、呼吸を併せた。 「うぅ。隼人さん、ったら。また、おっきくなってるぅ……」 「ごめん。でも比呂くんが、あんまり素敵だから」  嫌だったら、もう終わるよ?  爽やかな笑顔なんか寄こす隼人が、恨めしい比呂だ。 「もう! 僕の気持ち、解ってるくせに!」  しがみついてくる比呂の両脚を、隼人は抱え上げて肩に担いだ。 「よし! じゃあ、もっと頑張っちゃおうかな!」 「ヤだ! 何これ、この格好!」  比呂の不平は、すぐに甘いうわごとに変わっていった。

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