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第33話 絆創膏 ※R18
風巻と別れた俺は一緒にうちに帰るために夏彦のクラスまで迎えに行く。
「夏彦」
「久世」
「あ、久世先輩」
夏彦と古賀がこちらを振り向いた。
夏彦が戸口の俺のところまで走ってくる。
「なにやってんだ、このクラス」
「ジェットコースターだ!」
「えっ。全部自分たちでやんの?」
「そうだ!設計図はできているものをネットで拾ってきたから木材にアタリを描いているところだ」
「すげえな。いつ終わんの?」
「古賀!俺はそろそろ帰る!」
夏彦が古賀に向かって叫ぶ。
「はいよー。天野ご主人様のお迎え来たから帰るってよ!」
「はーい」
「気をつけてなー」
いつの間にか俺が夏彦のご主人様ということでこのクラスに浸透してしまっている。
夏彦よ、それでいいのか。
「途中で帰ってもいいの?」
「ああ。塾や習い事で出られない子もいるし。俺達も今日は習い事だろう」
「ふーん」
今日は武道の特訓の日だった。
道着のまま俺の部屋へ上がり込み、着替える。道着の下のアンダーシャツを脱いだ夏彦の身体を見て、俺はぎょっとする。
「お前どうした、それ」
「あ……」
忘れていた様子の夏彦がマズったという様子で俺を見上げる。
夏彦の両胸には絆創膏が貼ってあったのだ。
「どうした?いてーの?」
「いや……」
「ナツ?」
「お前が……いつもしつこく弄るから……擦れて……」
「気持ちよくなっちゃうの?」
「……」
顔を赤くした夏彦がこくり……と頷く。
「ナツ……ベッド行くぞ」
「えっ……汗……シャワーを先に……」
「関係ねえよ」
スイッチが入った俺に、一応抗議してくるが俺の言うことは基本的に聞く性質の夏彦である。お互い服を脱いだ後のパンツ一丁のまま、夏彦は俺の後ろをついて寝室までとことこと歩いてくる。
俺は寝室に着くなり、夏彦の腕を引っ張ってベッドに放り投げた。
ベッドの上で腰を落としながらバウンドする夏彦。
「見せろ」
「な、何を……」
「乳首」
絆創膏の張られた乳首はぷくっと盛り上がり、乳輪が上下にはみ出ている。
すり……と上から触る俺の手に、夏彦が小さく反応する。
「ナツ。乳首ってさ、才能無いと感じねえんだよ。女でも乳首なんか感じる奴少ねえの」
ぺりぺりとゆっくり絆創膏を剥がしてやる。
引っ付いていた乳輪が剥がすのに引っ張られて、夏彦が啼く。
「あっ……」
「ナツはほんと、エロい身体してるよ。こればっかりはほんと才能だもんな」
「うるさ……あ!!」
絆創膏を剥がした乳首にちゅうっと吸い付くと夏彦がびくんと大きく跳ねた。
もう片方はびりっと一気に剥がして、指でぎりぎりと引っ張ってやる。
「乳首いじられんの、好きだもんな?いっぱい可愛がってやるからな」
「ちがっ……好きじゃな……んんん!!」
レローッと舌で舐めあげてやると、夏彦は口を覆って声を我慢したままびくびくと身体を震わせる。もう片方も乳輪ごとこりこりと指で弄る。
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