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第14話
当然、僕は監視不行き届きで処罰される。
ソレは、覚悟していたことだった。
僕は彼には本当に申し訳ないことをしたと、本心から思っていたから。
だが、少年の亡骸を彼の両親の元へ返却すると言う手続きの最中に、事は起こった。
彼の両親が麻薬密売人として、再逮捕されたのだ。前回は証拠不十分で釈放されていたが、今回は現行犯逮捕でもう言い逃れが出来ない状態だった。
彼らの状況証拠で、彼らの媒介人も芋づる式に逮捕され、彼の亡骸を引き取る知人も親族も居らず、ココの施設にある霊安室で一時保管になってしまった。こう言うケースは多いから、同僚も上司もそう動揺をしていなかったが、コレはタダの始まりに過ぎなかった。
そう、彼の両親の悪事がこの期に洗いざらい出て来たのだ。そして、彼らが少年に罪を擦り付けていたことまで発覚する。彼は無実で、彼の両親の被害者に過ぎなかったのだ。
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