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第一章 第15話 *ハロウィンナイト**-2

***これから先、性的な表現を含みます。苦手な方は注意してください。 *R18要素あり。背後にご注意ください。   エドガーがためらいがちにアキトに口づけをする。  最初は軽くバードタッチで、アキトが息苦しく、軽く口を開けたのを合図に舌を絡めてきた。 「甘い……」 「あぁ。甘いな」 「甘く感じるのは互いが魔力の相性がいい証拠です」  クロードが静かに言う。彼は大きなベットの端にいる。下半身がわずかに震えている。未だに痙攣してるのであろう。普段なら治癒魔法がかけれただろうに。今僕は自分で自分の力の制御ができない。  クロードごめん。こんな自分が情けない。もっと強くなりたい。  エドガーが顔をあげてクロードを見た。 「エドガーはアキトの事だけを考えてください。私の麻痺が消えるまでまだ時間がかかりそうです。頼みます」 「わかった。クロード。俺はこのチャンスを逃すわけにはいかないんだと悟ったよ」 「ええ。貴方はそういう人だ」  何? 何を二人で話してるんだ? 苦しくて体が熱くてどうにかして欲しい。 「アキト。俺が好きか?」 「……エドガ……苦しい……」 「そうか。悪い。そうだな……ごめんよ。楽にしてやるからな」  目じりに一つキスをされ、ゆっくりと上着を脱がされていく。身体中の熱が高まっていくのがわかる。服が肌にあたる衣擦れにも身体が反応して声があがる。 「あんっ……っ」  そのたびにエドガーの息をのむ音が聞こえる。興奮してくれているのだろう。  耳たぶを甘噛みされ、舌がうなじを這う。そのままわき腹におり、へその周りをぐるりと舐めまわされた。 「ひやぁっ……っ!」  もう何をされても声が出てしまう。  今の現時点でエドガーが好きかと聞かれると返事に戸惑う。でもどうしても惹かれる。それは魔力のせいなのだろうか? 魔力の相性がいいからだけなのだろうか? 違う気がする。そう、もっと別のところで惹かれているんだ。  エドガーがふいに僕の足を持ち上げ、折りたたむ様に腹に近づけた。この格好だと後蕾が彼に丸見えになってしまう。羞恥心で身体をねじる。 「暴れないで。傷けたくないんだ。たっぷりとぬらさないと」  そういって自分の舌を後蕾にさしこんできた。 「やっ……そんなとこ……舐めないで……あぁあっ」  すでに興奮して勃ちあがってる僕の雄を握り込み摺り上げていく。ただでさえ熱を持った身体はあっけなく高みに登って行った。 「あぁぁっ! はぁ‥…はっ」 「アキト、まだだ。まだこれからだ」  エドガーが余裕なさそうに言うと自分の雄をあて少しずつ侵入してくる。 「ぁっ……っ……くぅ」  圧迫感に襲われながら動きに合わせて息を吐く。 「あぁ。アキトの中が……こんなに熱いなんて……あぁ」  エドガーの上ずった声が聞こえる。 「ごめん。このあと、俺とまらないかも……お前良すぎるっ」  ズズッという音と共に抽挿がはじまり段々はげしくなっていった。 「あっ! ああああっ……」  快感と同時に身体中の熱が一か所に集まっていく。大きな渦が体内をめぐってるみたいだ。  僕はただ喘ぐしかなくなっていた。エドガーもひたすらに腰を振り続けていた。 「あ……もぉっ……も……エド……」 「あぁ。俺ももぅ。アキト。アキト……」  二人同時に弾けるとともに体内に、魔力がが吸収されていくのがわかった。  エドガーが放った精を媒体として魔力がどんどん吸収されてくる。気持ちがいい。気分が高まる。あぁもっと。もっとだ! 僕は力が欲しいっ! 足りないっ。 「あぁ……もっと……もっと欲しいっ」 「なんだ?……魔力? 俺にも流れてくる」  ハッとした。こんな自分をエドガーはどう思っただろうか? 大事な友達だったのに。僕は友達にひどいことをさせているんじゃないだろうか。 「うぅ。ごめ……エドガー……」 「なんで泣く?泣くな。お前は悪くない」 「だってこんな僕……はしたない」 「そんなことない。俺はお前が抱けて幸せなんだ。何度でも言うよ。お前が好きだ。こんな風に悩んで泣くお前も妖艶で淫らなお前も。全部全部まとめて好きなんだ。だからもっと抱いてもいいか?」 「……エドガー。ありがとう」 「今すぐでなくてもいいよ。だから少しづつ俺の事も好きになって」  エドガーの優しい言葉に涙があふれる。僕を甘やかしすぎないで。 「あんっ……」  エドガーがまた抽挿を再開した。 「アキト。キスしたい……」 「んんっ……んっ……ふっ」  舌先を甘噛みされ強く吸われた。また快感がゾクゾクと上がってくる。背筋から腰にかけてゾクゾクする。僕が知ってるキスとはまた違う。そう僕が知ってるキスは……。

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