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第1話 始まりの日~勇者が魔王を監禁した日
魔王それは、人類の敵で引いては、それを殺すことが私 エルフである勇者の使命なのですが……
私は一人で誰にも心を許さず生きているあの方をみて思ってしまったのです……
私の手でドロドロに甘やかして私がいないと呼吸もできないほど依存させて、あめ玉を溶かすように、
抜け出れないあの方の顔をみてみたいと思ってしまったのです 。
あぁ、あの反抗的な目が私だけを見る日が来るのが楽しみなのです
それから、私は、魔王を一人で倒し、そもそもエルフは長生きなので、仲間など要らなかったのですが、王が確実に討伐できるようにと足手まといのものを何人も寄越しましたが、
うまく撒いて、今、魔王のはらをスッと撫でているところです
あぁ、因みに魔王の部下はどうでもいいので消し炭にしました
だって、魔王の側にいられたなんて贅沢でしょ
魔王の目に入っていたことがあるなんて……許せないでしょ
魔王は、なにかを叫んでいたみたいですけど、
私と会えたことが、なくほど嬉しいなんて……
こんな両想い、200年生きてきて、初めての経験ですとウッソリと笑う
ガチャガチャという音で後ろを振り向くと
「ダメですよ、手が傷ついちゃうでしょ?
私の花嫁になるのだから、傷をつけていいのは私だけですよ
たとえ自分でやるとしても、ダメですよ」
優しく腹を撫でながらいう
「いいから離せっ」と大声を出す魔王の口に指を沿えるとやめた方がいいですよと耳元で囁く
「なぁ!?腹が、なんで……あつぃ 何をしたぁ」と
顔を赤くする
黒髪に映えるルビーのような目に酔いそうになりながら、答えるエルフは
「あなたの力は、この私とお揃いのタトゥーと同じで、力を使おうとすればするほどイヤらしく気持ちいい世界に行くことにりますよ」と首をさわる男の首には赤いバラのタトゥーが入っていた恐らく同じものが入っているのだろう……
「ほら、暴れないでください。どんどん気持ちよくなってしまいますよ」という男に
「安心してください、エルフ属は愛情深いので
あなたを捨てることはありませんよ……
まず、魔王あなたの、真名を教えてもらいましょうか?だって、私たちはこれから夫婦になるのですから……」
「お前と、結婚するわけないだろ
頭が悪いのか、この老いぼれジジィが……」と思ったより幼いことをいう魔王に、背筋がゾクゾクと興奮するのが分かる
あぁ、早く私だけしかいらないと言わせたいと……
思わず、魔王は力を込めてしまったようで
「やめろっ…殺せばいいだろう ハァッ」と言いながら見つめてくる花嫁に、私を見てくれた嬉しい
「はぁ、愛してるんですから、そんなことするわけないでしょ……。かわいいことをいいますね
私に生死を預けたいと思ってくれるなんて……。
大丈夫ですよ、ちゃんとずっと愛して差し上げますから……。」
「……。」音にならない口をパクパクしている魔王を
愛したい、早く愛したい……繋がりたい
でも、急いではダメです
ちゃんと、魔王の方から私を欲しいといわせないと……。
それには、逃げられないことと甘やかして食事も、トイレも、お風呂だって私が、面倒みて上げないと……。許可なく歩かないように、脚のけんを切ろうかと思いましたが……怖がられてしまうから我慢です……。
ベッドで私の帰りだけをただただ待つ魔王を想像するだけで達してしまいそうです
おや、力を使い過ぎて気持ちよくなってしまってるのかモゾモゾと腰を揺らしてる魔王に
「腰が揺れてますよ、手伝ってさしあげましょうか?」と手を伸ばそうとするとバシッと叩き下ろされる白い手袋を見て
「大丈夫ですよ……ちゃんと私のことが好きになったら外して愛して上げますから 手袋を外してしてしまったら、気持ちよくなりすぎて脳がショートしてしまいますから……。焦らないでくださいね」
というエルフは、又、手を伸ばしてくる
「早く、殺せばいいだろ、……ハァッあっ」という魔王の頭を撫でながら
「安心してください。今日は触るだけですから……。
なれてきたら、いろんなことをしましょうね」
と、上下に動かす手に思わず、喘ぎそうになったのか口を抑える
手錠を、されてる手で、私を殴ろうとしたのでくびを噛んだら、
それだけで、イッてしまたことに驚く魔王に
「意外とこういうのがお好きなのでは……かわいい」と耳元でささやくと、
もう、声にださまいと口を押さえることに集中したみたいだ
顔が、まるで湯でリンゴのように赤く熱を持ってる
「やめ……ろ」といいながら私の手を押さえる
なんと……愛らしい
足が、ピーンとなり、呼吸があさくなってる魔王を見て
耳をなめながらいう、「よくできました」と頭を撫でる
そして、魔力を込めて眠らせる
魔王の体だけが手に入ればいいわけではない、ちゃんと心から私を求めるように
愛を教えて差し上げなくては……。
「明日から、楽しみですね……。」と頭を撫でられてる魔王にとっては死刑宣告より重いことだろう……
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