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第9話
ー晴っ、大丈夫かっ!?
ん。
誰の声だっけ?この声。
知ってるような。男らしい声
あぁ、分かった。こんなに心配してくれる奴はあいつしか居ない。
「…なおき。」
「晴っ!お前馬鹿かっ。」
やっぱり直輝だ。
てか、俺って
「…何してたっけ。」
「屋上で強姦されたんだよ。お前」
悲しそうな顔で直輝が言う。
「あぁ、そうだった。」
ここは保健室か。誰が運んでくれたんだろう?
「俺が行ってなかったらお前今頃まわされてた。」
「まじかー。それはツライね。てか、ここまで直輝が運んでくれたの?」
俺より落ち込んでる直輝に聞くと
「おう。」
と悲しそうに頷いた。
「ありがとな。直輝」
素直に言うと
「お前は本当に悪魔だな」と俯いて言った。
良く分からないからスルー
もう午後の授業は終わり、部活をやったり、下校している生徒を見ながら俺は直輝に聞いた
「助けに来た時俺どうなってた?」
「気絶してて、精子がケツからたくさん出てた。」
言いずらそうに言う直輝
「俺一回されたらあまりにも激しくて気絶しちゃったんだよね。」
と笑うと
「いや、ケツから出てきた精子の量はハンパじゃなかったぞ。多分お前が気絶してもヤってたよ。」
「そっか」
「あ〜あ、金とっとけばよかった。」
「…馬鹿」
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