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第10話
直輝said
この学校に入学した時、新入生でとんでもないぐらいの美人が居ると聞いた。
中学生の時から野球ばっかりやっていた俺はあまり恋愛に興味が無かった。告白されたら断る理由もないから付き合って、好きになれずにフラれてを繰り返してきた。
あいつに会うまでは。
俺のクラスには入学してスグ不登校になったヤツが居た。まぁ、1週間来なかっただけだから風邪かもしれないけど。
名前は、小野田 晴
そして、俺が聞いてた美人は同じクラスにいると聞いたのに居なかった。
まぁ、俺には関係ないが少し見てみたいと思った。
「なぁ、直輝ぃ〜幻の美人はいつ見れるの?てか、ほんとに居るのかぁー」
「しんねーよ。俺も見たことないし。」
美人の噂は学校中に広まっていて、この学校にいる男子や女子の間で幻の美人と言われていた。
幻には訳があってそれは、見た人が数人しか居ないからだ。見た人は口を揃えて「あいつはヤバイ」と言うらしい。
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