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After Story 7
「ごめん、こんな…」
「俺こそ、ごめんなさい。ちゃんと裕司に相談すればよかった」
明るいところで見ると、ネクタイの痕は結構なかなかに酷いものだった。裕司はその痕を優しく撫でてくれている。明日が休みでよかった。
いまは二人で湯船に入っている。
この部屋には一年前引っ越してきた。どうせなら二人で入ることもあるし風呂が大きいところにしよう、と相談して決めた部屋である。
「あの男…秋也は、大学時代の元カレで。結構嫌な別れ方したから記憶に残ってたんだ」
「嫌な別れ方…?」
「なんか男と付き合ってた俺はすごい的なことを仲間内に自慢してたみたい。でもそれは勘違いだったって今更言われて…はぁ?って感じ」
「それは…嫌な思い出だな」
「でしょ。だからヨリ戻すとか絶対ないから安心して」
ちゅっと雅を抱えてくれている裕司にキスをする。
「わかった。でもほんとごめん。こんな…自分でも嫉妬するなんて思ってなくて」
「ううん、俺も裕司に付き合ってた人が接近してきたら嫉妬するから…」
「僕は誰もいないから安心して」
「うーん。でもこれから現れるかもしれないでしょ?裕司かっこいいし!」
裕司が首を傾げる。裕司はあまり自分の容姿をよく思ってないようだった。そんなところが雅は好きだった。自分に頓着のない裕司は少し残念で、だけど雅にとっては素敵な旦那だ。
これからもまた色んなことが起こるかもしれない。でも、ちゃんとこうして乗り越えていける。……ちょっとネクタイで縛るのはヤバいけど。雅はふふふと笑いながら裕司にもう一度キスをした。
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