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俺様なイケメン先輩がア●ルセックスに嵌まった 第3話 三語族かよ | はに丸の小説 - BL小説・漫画投稿サイトfujossy[フジョッシー]
目次
俺様なイケメン先輩がア●ル...
第3話 三語族かよ
作者:
はに丸
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第3話 三語族かよ
趙武
(
ちょうぶ
)
の亀頭が肛門を分け入り、肉棒が入ってくる。カリまでずぷんと入れ、じわじわと進んできた。 「
范叔
(
はんしゅく
)
、いつもの。お腹に力を入れて」 言われ、きゅっと力をいれると、ずうっと怒張が入り、探るように浅いところを往き来し、次にほんの少し深い所を擦る。それだけで、
士匄
(
しかい
)
は、あー、と小さく声を上げ震えた。趙武がゆっくりと退き、また同じな緩やかさで腰を進める。少しずつ先へ進んでは柔らかくまた入り口まで退いた。そのたびに、気持ちよさが這い上がり、もう少しのところで去っていく。一定の間隔で続くそれに、せつなさがたまり、士匄は身をよじらせた。 「それは、無理、むりだ、……っぁ、あっ」 「あなたのここはけっこう頑なだから、ゆっくりと」 趙武の手が士匄の腹をさらりと撫でた。そうして、やはりゆっくりと進み引き出され、また進む。士匄は息を吐いて首を振った。奥の快楽が欲しいと腰をゆらすが、趙武はゆったりとした動きをやめない。実際、士匄は中の快楽を求めているくせに体が慣れるのに少し時間がかかる。無理にこじ開け進めば感度は良くなく、足りないと文句まで言う。趙武は経験則から、この抱き方が最適解といそしんでいるわけである。 少しずつ開かれ、ようやく奥まで擦られた。亀頭がむちゅりと当たり、カリが腹の裏をひっかくように擦った。またゆっくり引き出されて、ずるりと奥を柔らかく突かれる。気持ちよさが降り積もり続けるが、こののんびりした動きは変わらず、達しそうで達せない。士匄は首を振って、ひ、ひ、と小さい悲鳴をあげた。 「~~っ、は、やく、いき、いきた、焦らすな、焦ら、あ、むり」 必死にそれだけを絞りだすが、中の動きは一定で相変わらずであり、もどかしい心地よさが苦しいほどである。 「気持ちは良いのでしょう」 趙武の言葉に、士匄は何度も頷いた。気持ちいい、気持ちいいから、と幾度も呟き 「むり、むり、いく、いく、のにっ」 と訴える。達する寸前の快楽が延々と腹にくすぶり、士匄はむせび泣いた。行き所のない悦楽を散らすように体をよじり、のけぞり、あ、あ、と声を上げ、恍惚に登りきれないせつなさに何度も首を振る。ばさばさと髪が乱れた。 「やだ、むりむり、気持ちいい、気持ち、いい、から、いく、いきた、ぅ、ぁ、い」 波のように寄せて返す絶頂の際にすすり泣き懇願する先達などどこ吹く風と、趙武の動きは変わらない。こぼれそうな杯に一滴ずつ足される酒のような、じわじわとした欲が脳内まで犯すようで、士匄は震えながら、むり、そこは、むり、きもちいい、やだ、と何度も呟いた。 趙武は一定の動きを変えず、士匄の奥を優しくえぐった。とうとう一滴が、杯の限界を超え、快感があふれ出す。腹の中でとぐろをまいていたような淫情が一気に爆発し、士匄は、跳ねるように体をのけぞらせる。 「お、あ、あ、ぇ、ぁ、ああっ、いくっいくいくっ、はひっ、気持ちいい、あ、気持ちいいっ気持ちいい、あ、いくっ、いく、はっ、あ、あ、いく、い、い、いっく、」 びくびくと震え、叫びながら士匄は極まった。積もり積もった絶頂は止まらず、いく、また、いく、いったあ、と喘ぎ訴える。趙武はようやく、腰の動きを少し早め、奥に怒張を叩きつけた。腰を引き、また突く。悦楽が内側で弾き続けているような感覚に、もう士匄は涎を垂らしながら体を幾度もよじらせた。 「あーっ、またっまたいく、むり、あっ、あっ、気持ちいい気持ちいい、も、もおいったぁ、いったから、むり、あ、あー、きもちいい、きもちいい、またいく、いってるから、あっ」 絶頂しているところに、さらに快感を叩き込まれ絶頂する。否、絶頂させられる。むりと言いながらも、腰を揺らして求め、気持ちいいと身を震わせる。士匄は、あ、あ、あー、あー、と喘ぎ、いく、いく、と叫んだ。奥まで突っ込んだ肉棒がくりくりとすりつけられると、己でさらにすりつけるように動きながら 「それ、むり、むりだから、むり」 とすすり泣く。そこからまた、引かれ腰を叩きつけられると、 「あーっ、いく、きもちいい、あっ、ああっ、いったからぁ、むり、あー、」 とわめいた。趙武の陰茎は未だ元気なもので、容赦無く腰を引き、押して士匄の中を蹂躙した。士匄は舌をつきだし喘ぎ、首をちぢこませて呻き、首を振ってはむりと言い、身をよじっては気持ちいいと呟き、のけぞってはいく、と叫ぶ。溶けるような淫楽が延々と襲ってきては、高みにつきあげていく。 「いった、また、いったから、あ、むり、むり、いく、いく、気持ちいい気持ちいい、いくいく、あーっ、またいくっ」 身をくねらせ敷布を握りながら、士匄は達し続ける。己では届かぬこの快楽はもう手放せない。男としての矜持など捨て去って良いほど、気持ちいい。 趙武はそんな士匄を少し呆れた目で眺めた。 ――三語族ですか。 士匄は弁舌爽やか、口達者な男で、相手が何を言っても即座に見事な返しをする。頭の中に法制と典礼が叩き込まれ、その知識を自由自在に操っている。が。趙武に抱かれる士匄は 気持ちいい むり いく の三語しか出てこぬ呻く肉塊となる。まあ、閨など人それぞれ。どう変わるかなどご勝手に。なのだが、ほれぼれするような男ぶりの先達が、ネジが外れたように同じ言葉をくり返して性の悦びに耽溺する姿を見せるのである。呆れてしまうと同時に、かわいさも覚える。抱いているからかわいいのか、士匄がかわいいのか、趙武にもよくわからない。 いきっぱなしの腹の奥にぬちゅりと亀頭を押しつけ腰を揺らし、強く擦りつける。むろん、士匄は叫んだ。 「っ、あっ、むりぃ、むりぃっ」 頭を振り、汗を散らしながら、士匄は泣き、鼻をすすった。そのくせ、腰は合わせて揺れ、己でも肉棒を味わおうとする。むり、むりだ、と再び言った。 「そうはおっしゃますが気持ち良いのでしょう?」 趙武の問いに士匄は頷くだけで答えた。いつもの口八丁はどこへやら、きもちいい、としか言わない。趙武が士匄の手を取り、指に口づけした後、再び腰を引いて叩きつけた。部屋の中に艶っぽさのある士匄の喘ぎがこだまする。足を開き、もっとと誘うように腰を揺らしながら、 「あ、むり、きもちいい、きもちいい、いく、いく」 と習い性のような悲鳴をあげた。絶頂が続きすぎて、顔は淫欲でとろとろであり、涎はあごをつたい続けている。少女めいた趙武の目に獣欲が浮かび、本能のままに腰を動かしていく。士匄の中は極まりすぎて、肉棒をしゃぶりつくすように
蠢
(
うごめ
)
いた。 「ね、私も限界ですので、思いきりしますし、出しますから」 趙武の宣言に士匄は首を振り、嫌だ、嫌だ、と懇願した。一応、気持ちいいとイクとむり以外も言える脳みそがあったらしい。 「お嫌だから屈辱だから、気持ちいいのでしょう。あなたはとても傲慢で我がお強いですから、それを折られてこんなに弱さに溺れる。ね、気持ちいいのお好きでしょう、出されるの気持ちいいって覚えたでしょ」 汗をぽとりと垂らし、趙武が優しく言った。士匄はそれでも、嫌だと泣いたが、つっこんでいる男がそれで止まるわけがない。趙武が今までに無いほど激しく腰を動かし、士匄の弱い奥を擦り続ける。あー、あー、と大きく喘ぎながら、士匄は敷布を強く掴んだ。絶頂し続けているところに、ごん、と思いきり突き進まれ、脳天まで飛ぶように達し、 「はひ、きもち、いい、いっく、いく」 と、呻き、士匄はひくひくと震えながら半ば白目を向いた。そこに趙武の精が腹の中に広がり、すりつけられるようにこねられた。その感覚に、むり、もうむり、と言いながら士匄は鼻をすすった。 精を出し切った趙武が、ふ、と息をついて離れる。士匄は中の疼きが収まらず、寝転がったまま、泣き、涙を手でぬぐった。 「もっとしたい?」 趙武の問いに、士匄はふわふわとした面持ちで、頷いた。疼いてせつなく、中を埋めたい、という欲しか考えられない。そんな士匄に趙武が少し困った笑みを向けた。 「……じゃあ、私のちんこ欲しいって言ってください」 「
趙孟
(
ちょうもう
)
のちんこ欲しい。早く欲しい」 間髪いれずに答える士匄に、趙武がさらに困った笑みを向け、覆い被さってくる。そうして、頬を撫で、髪を梳き、涙を指でぬぐった。 「何をしても良いです? 私はあなたのオトコということで」 趙武の問いに士匄は必死に頷いた。その、男のくせに桃の花びらのような唇が、士匄の口を塞いだ。常であれば、男にそういったことはされたくない、と言い出すくせに、おとなしく受け入れ、舌を絡める。たがいの舌の表面をこすりとるような、深くしつこい口づけのあと、趙武が士匄の首筋を軽く噛んだ。欲情で蕩けそうな顔で、士匄は身をよじり、趙武の体に手を回した。 趙武としては、この、傲慢で強欲な先達が段々かわいくなってきて困ったな、と思っていたが、士匄はただ、欲望に身を委ねているだけで、何故趙武なら平気なのかなど考えもせず、淫楽に再び溺れていった。
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