亮にそんなことを言われたけれど、僕はとても受け入れられなかった。亮が怖くて涙が出てきた、僕は泣き出してしまった。 「泣いたって駄目だ、どうして俺たち両想いだろ」 「うえぇぇ、ううぅ、ひっく、うえぇぇん、やだ、やだよぉ」 「どうしてお前は俺が好きだって言った、俺だってお前が好きだ。両思いだ、だからいいだろ」 「やぁ、ああっ！！　そこいじっちゃ駄目ぇ、やだっ、やだってば」 　亮は泣いてもやめてくれなかった、そうして僕の後孔を慣らし始めた。お尻の中のある場所に触れられると僕の体ははねた、気持ち良くってたまらなかった。そうやってだんだん後孔を広げられてしまった。亮が正常位で僕に挿入してきた。 「くっ、狭いな。でも俺のものは入る」 「やあぁぁ、無理ぃ、僕のお尻壊れちゃうよ！！」 「大丈夫もう入った、さぁ智也。気持ち良くなろうぜ」 「やぁ、駄目。そこをこすったら、いっちゃう、いっちゃうから」 　亮が僕の中に入ってきて、お尻の中の気持ちいいところを亮のもので刺激し始めた。僕はそこをこすられると気持ち良くて、気持ち良くってたまらなくなった。亮は僕の乳首なんかを舐め始めた、そこはすぐに赤くなってピンと尖った。そうなった乳首を弾かれると気持ち良かった。 「どうだ智也気持ちいいだろ、俺もお前の中が締めつけてきて気持ち良い」 「あっ！！　あっ！！　ああっ！！　やだぁ！！　いっちゃう、いっちゃうよぉ」 「いっちまえよ、俺しか見てねぇから。ほらっ、智也。いっちゃえ」 「ああっ、はぁ、いっちゃう、あっ、ううっ！？　ああっ！！」 「智也、お尻をつかれていったな、お前才能あるよ、俺に抱かれて喜ぶ才能がある」 「はぁ、はぁ、はぁ、やだぁ、もう終わりにして」 「俺がまだいってないんだよ、だからほらっ、智也。足開いて、俺を受け入れろ」 「やぁ、いっちゃったのに、まだ動くの、やだぁ！！　ああっ！！」 　亮が僕を抱きはじめると僕は訳が分からなくなった、お尻が気持ち良くて射精していた。それでもなお亮は僕を抱くのをやめなかった、今度は後ろから挿入された。僕は縄を解こうとしたけど、どうしても解けなかった。 「智也、気持ち良いだろ。気持ち良いって覚えろ、俺は気持ち良くて射精しちまったよ」 「はうぅ、気持ち良い、気持ち良いけど、もうやだぁ！！」 「なんで気持ち良いのに嫌がるんだ、ほらっ、もっと奥まで受け入れてみろ」 「やん！！　亮のおちんちんがあそこをこすってる、やぁ、気持ち良いよぉ！！」 「ここか、ここが弱いんだな。智也、もっとこすってやる、ほらっ、またいけよ」 「そここすっちゃ駄目ぇ！！　やだってば、やだぁ、いっちゃう！！」 　僕は亮におちんちんを入れられて、お尻の気持ち良いところをこすられていった。何度も、何度も射精した。そうやって亮が五回くらいいって、やっとＳＥＸは終わった。亮は僕の後孔からおちんちんを抜いてくれた。ベッドの上は精液まみれになっていた、亮は家政婦が洗濯するからいいんだと言っていた。 「うっ、ううぅ、うえぇぇ、うぅ、ううぅ」 「どうして泣くんだ、智也」 「だって亮が無理やりＳＥＸしたから、うぅ」 「うん、俺が悪いな。智也は悪くない」 「もうこんなこと止めてよ、もう二度としないで」 「それは無理、お前とのＳＥＸは気持ち良いからなぁ。止められない」 　僕は複雑な気持ちだった、亮が好きだったからＳＥＸも気持ち良かった。亮のことを一人占めしたみたいな満足感もあった。でもこれはしてはいけないんだと思った。駄目なことだったんだって思った。だから亮に言った。 「僕、もう亮の家には泊らない」 「いいぜ、それなら俺が智也の家に行く」 「こ、来させないもん」 「おばさんが快く泊めてくれるさ」 「うっ」 「それよりお前の部屋でやると、朱音ちゃんにバレるぜ」 「それはそうかもしれないけど」 「女はそういうところが敏感だからな」 　僕は縄を解いてもらった、タオルで包んでいたせいで縄の跡も残らなかった。僕は立ち上がろうとして足に力が入らなかった、こてんと転んで智也を慌てさせた。結局僕は智也に抱えられて風呂場に行って、後孔から精液をかき出してもらった。その時も気持ちが良くて僕は唇を噛んで耐えた。 「もう亮とこんなことはしない、したいんなら女の子としてよ」 「いいや、これからも俺とお前はＳＥＸするんだよ」 「勝手に決めないでよ、亮！！」 「俺は智也が好き、智也は俺が好き、何の問題があるんだ」 「僕は亮を好きじゃないもん、友達だもん」 「まだ友達だって言い張るのか、どうしてそんなに友達でいたがる」 「友達ならずっと一緒にいられるから、離れても友達だって言えるから」 「恋人だってずっと一緒にいられる、智也が別れたいって言わなきゃな」 　亮は僕を手放すつもりがなかった、幼稚園の頃から続く執着だ。並大抵のものじゃないのだろう、でも僕が寮の恋人にふさわしいとは思えなかった。そう思えないのに亮にもそう言ったのに亮はやめなかった。僕を手放すつもりは全くなかった。それから金曜の夜は僕たちはＳＥＸをするようになった、僕は毎回嫌がったけど写真や動画を両親に見せると言われて逆らえなかった。金曜の夜になると僕たちは裸で抱き合った。 「やぁ、亮。早く終って、はやくいってぇ！！」 「智也の中が気持ち良いから、ゆっくりといきたい」 「そんなこと言わないで、早くいってよ！！」 「どうしてそんなく急くんだ、おまえもゆっくり楽しめよ」 「やぁ！！　ひぃ、あっ！！　あん、ああっ！！」 「ほら気持ち良さそうな声が出てきたな」 　亮とのＳＥＸは気持ち良かった、僕は亮のことがまだ好きだった。好きだったからこそ、亮には幸せになって欲しかった。僕と一緒じゃ幸せになれないと思った、そう思ったから僕は志望する大学をこっそり変えた。 「智也くん、貴方にはこの大学は難しいわよ」 「灯先生、僕はこの大学に受かりたいです」 　そこは数段レベルが高い大学だった、僕では受からないはずだった。でもこれで亮との縁も切れるはずだった。それは寂しいことだったけど、亮の為ならと思って耐えた。すると亮が僕の家庭教師をやり出した、自己学習だけじゃ足りないと言って僕に教え始めた。 「だからそこは違う、こっちが答えだ。覚えろ」 「うん、分かった」 　そうして時間が経って僕は変えた大学に受かった、僕はそのことを素直に喜んだ。亮も最初の大学に受かっているはずだった。だけど亮は僕が受けた大学にいた、そうして僕を見つけると喜んで抱きついてきた。 「大学合格おめでとう、智也」 「亮どうして、亮は違う大学に行ったんじゃ」 「あかりちゃんが教えてくれたぜ、お前が志望校を変えたってな、だから俺もこの大学に来た」 「灯先生、余計なことを」 「何言ってんだ、智也。あかりちゃんには感謝しないとな、あやうくお前を逃がすところだった」 「亮、もうやめようよ。僕なんかじゃない誰か他の人を好きになって」 「あの幼稚園からの俺の執着ぶりをみて、まだそんなことを言うか」 「だって亮と僕とじゃ男同士だよ、幸せになれないよ」 「そんなことはない、同性婚だってそのうちに許可される」 「亮、そんなの実現しないよ」 　亮は僕を抱きしめた、はた目には合格を喜んでいる友達同士に見えただろう、でも本当は違った。僕は亮から逃げ出そうとしていた、亮は僕を逃がさないようにしっかりと抱きしめていた。 「なぁ、智也。俺と幸せになろうぜ」 「無理だよ、亮。できないよ」 「大丈夫、お前俺のこと好きだろ」 「うん、僕は亮が好き」 　今度は無理やりでもなくて僕は素直に亮が好きだと言えた、大学合格で気がゆるんでいたのかもしれない、それが僕を素直にさせた理由だった。そうしたら亮が笑ってこう言いだした。