79 / 226
21
暁斗の挑戦を受けたはいいが、逆に自分自身が追い詰められ、果ててしまった昴だ。
(うぅ、悔しい。でも……体が自由に動かないよ……)
昴はエクスタシーの余韻で、そのままぐったりと寝具にうつ伏せていた。
荒い息を、吐いていた。
「大丈夫ですか?」
「あ……」
暁斗が、いつものように汚れた体を拭いてくれる。
(これ、好き。何だか、甘えた気分になるんだ……)
昴がゆったりと身を任せ、リラックスしていると、再びプラグが体内に挿し込まれてきた。
「ぎゃぁ!」
「慣れるまでの辛抱です」
「だから、って。いきなり! しかも、昨日より何だか太くて長いよ!?」
「慣れるまでの我慢です」
「うぅ……」
これが、まだまだ続くのか。
昴は、肩を落とした。
でも、我慢だ。
(暁斗を手に入れるための、試練なんだ!)
目に涙をにじませながら、昴はそれからも努力を続けた。
ともだちにシェアしよう!

