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 何度も抜き差しされながら、昴は甘い喘ぎを、はしたない声を、散々漏らした。  昴の性器を弄る暁斗の片手は、零れる蜜でどろどろだ。  彼はその手で、さらにぬるぬると扱き、揉み上げてくる。 「だめ! ぃやぁ、ダ、メ……ッ! もう、もう……ッ!」  体内を擦られ、性器を弄ばれ、昴は幾度も果てた。  吐き出して脱力した時は、暁斗も動く事をやめてくれる。  身を震わせる昴を抱きしめ、優しくキスをくれる。  だが呼吸が整うと、また苛めてくるのだ。  こんなに貪欲に求めてくる暁斗もまた、初めてだ。 (たぶん暁斗は、あなたは私のものだ、って言いたいんだ……)  僕が他の誰かと寝るような事があっても、暁斗より悦くはない、って思わせたいんだ……!  いつも大人な彼が、僕の前でだけは、そんな子どもじみた独占欲を晒す。  そう考えると昴もまた嬉しく、ひたすら彼の愛に応えた。  暁斗の精を、何度も体内に受け止めた。 「僕は、僕は……っ! あ、彰斗の、もの、だからぁ……ッ!」 「私も、永遠に昴さまの……ものです!」  深く熱く、求め合った。  満月が西に傾くまで、愛し合った。

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