137 / 226
23
何度も抜き差しされながら、昴は甘い喘ぎを、はしたない声を、散々漏らした。
昴の性器を弄る暁斗の片手は、零れる蜜でどろどろだ。
彼はその手で、さらにぬるぬると扱き、揉み上げてくる。
「だめ! ぃやぁ、ダ、メ……ッ! もう、もう……ッ!」
体内を擦られ、性器を弄ばれ、昴は幾度も果てた。
吐き出して脱力した時は、暁斗も動く事をやめてくれる。
身を震わせる昴を抱きしめ、優しくキスをくれる。
だが呼吸が整うと、また苛めてくるのだ。
こんなに貪欲に求めてくる暁斗もまた、初めてだ。
(たぶん暁斗は、あなたは私のものだ、って言いたいんだ……)
僕が他の誰かと寝るような事があっても、暁斗より悦くはない、って思わせたいんだ……!
いつも大人な彼が、僕の前でだけは、そんな子どもじみた独占欲を晒す。
そう考えると昴もまた嬉しく、ひたすら彼の愛に応えた。
暁斗の精を、何度も体内に受け止めた。
「僕は、僕は……っ! あ、彰斗の、もの、だからぁ……ッ!」
「私も、永遠に昴さまの……ものです!」
深く熱く、求め合った。
満月が西に傾くまで、愛し合った。
ともだちにシェアしよう!

