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第1話 ケーキの俺は借金に追われる

「なぁ、いつになったらパチンコ連れてってくれるの?」と聞く俺に指をさしながらシックな部屋に似つかわしくない一台のパチンコを見ると 「俺は、パチンコ屋でやるパチンコが好きなの!わかぁる?」とビールをのみながら苦みを感じながらまわらなくなった頭でいう 「う~んそれは、薫の行動次第かな?」と顎に手をやりながら言う そういうと、俺を抱っこする小さいからって子供じゃないんだからないや、165㎝はちびじゃねぇ、あいつが大きすぎるんだ180㎝なんて、うらやましくないんだからな俺だって、どうせなら、女の子を抱きたい ガリっと音がして痛みが肩にそして体に響く 「いったぁ!!噛むときは言ってから噛めって言ったよな」 「おいしい、甘くて、おいしい。それに俺意外の事考えないで……」と目元ほくろが印象的な 黒髪の男が言う俺なんてほっておいてもっとおいしそうなケーキを探せばいいのに…… 引く手あまた??だっけそんな感じで俺にはもったいない俺は、自他ともにパチカスでヤニが切れるとイライラしてよくお仕置きされる。自分でも思うが金がかかる男だと思う まぁ、こいつはどこかのCEOらしい、コンビニの雑誌で特集されていたのを思い出す ヒモ生活は最高だが、こいつの考えていることはよくわからない 俺からしたら、宇宙人だ 「ねぇ、(かおる)俺に溺れて、沈んで一人じゃ息もできないくらいになってくれればいいのに……」 「薫は僕のお嫁さんになるんだからな、絶対に逃がさないよ」と詰めてくるので時々怖いが 「はいはい。わかってるよ」と頭をポンポンと撫でれば収まるのだから安いものだ 背が高いから、ネクタイを良く引っ張っていたら、今日のネクタイどれがいいときのが日課になった どうやら、俺の好きなネクタイで俺に引っ張てもらうのが好きらしい 本当に意味が分からない、だって首輪みたいでしょとかよくわからないことを言ってくる そもそも俺たちが一緒に住むことになったのはあの忌々しいパチンコいやこの上なく愛しているパチンコのせいだった * * * 俺は、手に赤いレバーを回しながらチャラリラチャラリラと言う音に癒されながらタバコをふかす   スマホには友達もいなく、何なら金を借りすぎて縁を切られた まぁ、少額の五万くらいだったから、返さなくてもいいと言われ手切れ金だと言われた そんなことしなくても、お前が俺をバカにしていたのが分かってて友達をしてやっていったのにともう顔も覚えていない友達しかいない。スマホには闇金からの催促電話しか来ない。 何とか利息分だけは、パチンコで儲けてしのいでいるがついに家賃を滞納しすぎて、追い出されることが決まったこんな時は現実逃避でパチンコを打つに限る 肺いっぱいに煙を入れると、ふっと政府がフォークの事件を未然に防ぐために、ケーキの契約アルバイト高収入1か月で35万円貰えますとアナウンサーが告げる それを見た俺は、これだと思い立ち上がる 俺が嫌いなニンニクをもう食わないで生活できるなんてこれほどいいことはない行ってるところは ニンニクマシマシラーメンを食べているだけだが最近はもやしにニンニク丼という質素な生活をしている ケーキということが分かってからの俺の涙ぐましい努力を誉めてほしいとにかく臭いと言われるものを食べたりし体臭をごまかし政府からもらっているケーキの香りを消す薬を毎回のみ気持ち悪くなり合わないので吐き気がするからビールで流し込み気を散らす とにかくそんな面倒な体質が金になるなんて、万歳ケーキ体質俺!! と今日は一万勝ってほくほくとしている俺は運がいい そんな俺を見ている奴がいるなんて思いもしなかったんだ 政府専用病院に行くと、書類を渡され機密契約の同意書を書かされる 血液検査をされ、Dランクと言われるが、ちゃんとケーキの素質はあるしケーキ用の医療カードも持っているDランクなので最初は28万からのスタートでフォークと住むのは危険なのでそれくらい高く設定しているらしい……危険手当みたいなものらしい そりゃ努力して、匂いを臭くして血液サラサラにしてたんだから貧血にもなるんだろうがあぁ、アイスが食べたい でも、タバコ吸っている俺でもいいんだと思っていると 「そもそも、ケーキとフォークが一緒に住むなんて危険なこと普通のケーキはしないんですよ」とため息をつくおじちゃん医者にも俺は心が寛大なので、許してやる クーリングオフで2週間たっても気持ちが変わらなければ本契約らしい 俺の体が、Dランクだったので食事改善の説明をされ、一万円分の食事券をもらった 換金しようと考えていたが政府オリジナルなのでできないらしい でも、これで牛丼が食べれる なんか、いろいろ注意事項を言われたがそんなものは、右から左へ流れていく とにかく俺は、金持ちになって好きなだけパチンコを打てるんだ 病院を後にした俺は、チョーカーを渡されるちょうどパーカーで隠れるように上までチャックをあげる 「牛丼、今日は豪華にチーズ牛丼だ~」と鼻歌交じりに歌う 家に帰ると腹いっぱいのご機嫌な目でスマホを見る。食べたばかりだから意識が遠のいていく のを、無理に起こしながら見る 政府用のフォークアプリ、ほかにもケーキの一覧を見ると可愛い男がいっぱい乗っていた俺くらいだやさぐれて潤いがないのは……この生活じゃ当たり前か  ケーキの中でも格差を感じるがさすがDランク俺しかいない。 ……そもそも、ケーキは5人しか登録されてないのにフォークは100人もいるのだから驚きだ。このリストを売れば金になると思わずスクショしようとしたらエラーになっていた画像が取れない加工がされているようだ、あと警告文も出てきた。 ——この情報を漏らせば20年以上の懲役1千万以上の罰金と表示され注意してくださいと丁寧に書かれていた 「やっぱりダメか~俺が思いつくってことはみんな思いついつくもんな~」と思いスマホをベッドの上に置く 目をつぶるといつのまにか寝ていたみたいだピコん と通知音に起こされると不機嫌な俺は 「はいはい、これね」とよくみずにハートを送り返す。マッチング成立しましたと 天使とバラが出てくるセンスが悪いところが政府が作っている感じがして笑えた そういえば、医者がよく見るようにマッチングする前にと言われていたのを思い出し、いきよいよく起き上がり見ると黒髪、黒メガネのインテリ系男って言う顔をしていた人畜無害そうなこの男が俺の何がいいと思ってくれたのだろか? まぁ、俺は遊んで暮らせれば問題なしいいか~とベッドに寝なおす どっちにしても、マッチングしてしまったものはしょうがない……うん、そうだな寝よう 明日の俺に任せたと思いながら考えることを放棄する

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