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#Twenty Eight

 ……明日は、ティボールトの気持ちをもっと奥深いところまで聞いてやろう。  そして、自分も好きだと恋心を伝えよう。  クスクスと笑い合う二人の声が殺風景な部屋に溢れる。  紅緒は骨張った彼の手を握り閉め、静かに眠りについたのだった。 (END)  

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