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14 翌日⑤ 交わる〜欲張りの叶え方〜 ※R-18

「あっ……!!あんんっ!…っやらぁ!そんな、なめちゃらめっ…!」 「ダメじゃん椋、お口離しちゃ。ほら、一緒に頑張ろ?」 「ぅ、ごめ……なしゃ……っ、んっ……!」 椋はレンの言葉に涙目になりながら、目の前でそそり立つするレンの剛直にジュッ……と吸い付いた。 椋の可愛らしい欲張りは……シックスナインというかたちで叶えられた。 椋自身、こんなに恥ずかしい展開になるなんて思ってもいなかった。しかし気づいた時には時すでに遅し。 レンの優しくも有無を言わせない雰囲気に負けて、全裸になったレンの逞しい身体の上に乗り上げ今に至る。 レンのペニスは太く立派で、椋の小さい口には入りきらない。 震える手でレンの雄々しいペニスを支えながら、ひとまず亀頭だけを口に含んで舌先で包み込む。 「あー、むく……めっちゃ、いい」 「……んむ、ぅ……ん」 レンの低く掠れるような声と、ペニスの雄々しい匂いに包まれて、椋の頭はふわふわと熱に侵されていく。ただレンにもっと褒められたくて――椋は夢中になって舌を動かした。 口淫に夢中になっている椋の様子を見て、レンは喉の奥でくすっと笑った。 そして、ぐっ、と椋の柔らかな尻を割り開く。 無防備に目の前に晒された後孔に、再度レンは舌先を窄めて中をじゅるりと音を立てて味わった。 「ああっ!?……やっ、またぁ……」 「こぉら、やめないで」 「ひんっ!」 後ろの刺激に口淫を中断してしまった椋を叱るように、レンは真っ白な椋の尻にカプッと軽く噛みついた。 「椋のこと気持ちよくしてあげたいから、いい子に、ね?」 「うぅ……っ」 ヒクついた中を舌先でなぶっていると、固く閉じた蕾がだんだんと柔らかく花開く。 「椋のココすごく柔らかくなってきたよ。」 柔らかく開花した場所にレンはスラリとした指を侵入させる。 最初は、1本。唾液で濡れた中は指をすんなりと受け入れ、 イタズラな指はぷっくりと膨らんだ前立腺を何度も執拗に擦り上げる。 「ひぐっ……や!あ、んっ、んんっ!」 次は、2本。後孔を割り開き、レンの舌がさらに奥深くを味わう。 「……あぁっ!あっ、あっ、あ!だめ、止めて……っ!」 椋は逃げようにもレンにグッと腰をホールドされ逃げ場がない。 「あ、あう……っあ!は、ぁん……」 絶え間なく続く甘い責めに、椋はもうそれ以上口淫を続けることができなかった。指先にも力が入らず、レンの引き締まった腹の上にぐったりと身体を預け喘ぎ続けるだけだった。 その様子を見たレンは、すっかり脱力してしまった椋を優しく抱き上げた。そして、清潔なリネンの上へとそっと寝かせる。 ぼんやりと焦点の合わない椋の頬に、レンが指先を添えて、やわらかく囁いた。 「椋、この後、どう抱かれたい?」 「んぇ?……っあ!あっ!やぁっ!」 問いかけは形ばかりのものだったのかもしれない。レンの指先が、蜜壺と化したアナルへと沈む。 3本に増やされた指が容赦なく中で動き回り、ぐぷ、ぐぷ……と卑猥な音を立てていた。 まるで、答えを急かすように。 「あ、ああっ……! も、普通、でいいからぁ!」 ようやく絞り出した椋の声に、レンはただ「ふうん」と呟いた。どんな感情を抱いているのか、顔からは読み取れない。 「普通”で”いい? ……ねぇ、それってどういう意味?。男同士なら、バックがやりやすいけど……それでいいの?」 椋は真っ赤になりながら首を振った。 「ち、ちが……っ! ……あの、レンの……レンの顔、見て……繋がりたい、れす……あんっ!」 最後の一言は、愛しさと羞恥と快感が絡まったせいで、どうしても息が漏れてしまった。 レンは目を細めると、愛おしそうに椋の髪を撫でた。 「了解。じゃあ――見つめ合ったまま、いっぱい気持ちよくなろうね」 レンは、ちゅ、と椋の唇にキスを落とすと、ゆっくりと指を引き抜いて、小刻みに震える足を抱えた。 柔らかく花開いた後孔に、凶悪なまでにそそり立った剛直を押し当てた。 「は、はぁ……ああっ!」 ゆっくりと濡れた肉壁を質量のあるレンの雄が侵入し、熱が満たしていく。 「あっ!あぁあああっ!」 レンに貫かれた瞬間に、椋は白い欲を勢いよく放った。 「ハァ、は、う……っあ」 絶頂の余韻に椋の身体はビク、ビクッと震えている。 内壁もうねるようにひくつきレンのペニスに吸い付いて離さない。 (はっ……たまんね) レンはその快感にグッと唸るような声が出る。獲物を狙う野獣のように目をぎらつかせて激しく腰を動かし始めた。 「あっ!……ま、って!まだイったばっか、なのに……っ!」 「悪い、止めらんないわ……っ!」 激しい律動を止めずにレンは椋の唇に喰らいつくように深くキスをした。 より結合が深くなり、レンの長大なペニスはゴリゴリと椋の中をいじめる。 「~~っああ!だめ、だめまたイッた、う……!」 「俺もイき、そ……っ」 椋の柔らかい蜜壺に搾り取るように包まれてレンも我慢の限界だった。 「うん……っ!レン、い、っしょ……イこ?」 「っくそ!……かわいすぎ……!」 「あぁ……っ!」 仰け反る椋の身体を押さえつけて、奥に欲望のままガツガツと打ち付ける。そして……一番奥に熱を叩きつけた。 「あ! あ! うぁ! やぁああっ!」 「……くっ!」 レンが堪えきれない衝動を吐き出した瞬間、熱を持った欲望が奔流のように椋の奥へと注ぎ込まれ満たしていく。 「はぁ、あ……ぅ……!」 (あ……あ!お腹……しゅ、ごい。レンのいっぱいでて……きもち、い……) あまりに激しい衝撃に、全身に波打つような快感が椋を襲った。 全身びくびくと痙攣させ甘く蕩けた表情をする椋。椋の性器は……ビク、ビクッと力強く脈打っているもののそれだけだった。 「……っぁ、ん……」 快感の波が静かにひいたあと、椋の身体からふっと力が抜けた。 視界がブラックアウト、音も遠のいていく。 「あ、れ?むく……?椋!」 残された熱の余韻だけが、ゆっくりとリネンへと沈んでいく椋を包み込んでいた。

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