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04お披露目パーティ

「ああっ!! そんな同時にされたら」 「気持ち良いだろ」  俺はエアルにフェラチオをしてやりつつ、後孔をほぐしていった。エアルの後孔は俺の指でほぐれて指が三本入るようになった、もういいだろう。俺はエアルの正面から両足を抱きかかえて挿入していった。 「はぁ、ああ、入ってくる!! ちょっと大きいっ!!」 「体の力をぬいて受け入れてみろ」  俺のその言葉にエアルは体の力をぬいた、俺のものが全部入ったが問題はなさそうだ。そのまま俺はエアルを抱いてみた。 「やぁ、中が気持ち良いところをこすって」 「ここか、ここが気持ち良いのか?」  俺はエアルが気持ちいいといったところをおれのものでこすってやった、その度にエアルはビクンと体がはねた。気持ち良さそうにしていてエアルのものからトロトロと精液があふれていた。そのまま刺激を与えてやったらエアルがいった。でも俺がまだいってないからそのまま腰を振り続けた。 「いったのに、もういったのに、あっ!! ああっ!!」 「俺がまだいってないんだ」  いったばかりなのに刺激を与えられてエアルは凄く気持良さそうだった。俺もいきたいと思って遠慮なくエアルの奥をついた。何度も何度も突き上げてようやく俺はいけそうになった。 「やぁ、奥まできてる!! ああっ!! いったばかりなのに!!」 「エアル、出すぞ!! うっ」  俺はエアルの中に射精した、物凄く気持ちが良かった。エアルは脱力していた、俺がずるりと俺のもんを抜くとエアルがビクビクと動いた。 「よし、今度はエアルの後ろからついてやろう」 「ま、まだするのですか?」  まだするに決まっている、俺はまだまだエアルを抱き足りない。俺はうろたえるエアルに笑顔でいってやった。 「一週間、こんな生活が続くと思えよ」  エアルは涙目になっていた、泣かすのは趣味じゃないから。俺はエアルの涙を舐め取った。そうして今度は後ろからエアルを抱きはじめた。エアルは喘ぎ続けた、そんなことが昼食まで続いた。昼食はベッドの上で食べた、興味津々なファインとシュネルは部屋の中に入れてやらなかった。それから昼食が終わるとまた愛し合った、エアルは可愛い声でないた。その声に興奮してますます強くエアルを抱いた。一週間そんな生活が続いた。時には食事を忘れて喘ぐエアルに夢中になっていることもあった。 「はぁ、はぁ、もう終わりですか?」 「一週間が過ぎたからな、でもまたエアルのことは抱く」 「うぅ、しばらくは遠慮させてください」 「わかった、しばらくは遠慮しておく」  俺は腰の立たないエアルと一緒に風呂に入った、その間にファインとシュネルが部屋を綺麗にしていた。エアルの中の俺の精液をかきだしてやった、その時もエアルが可愛い声でなくものだから。また抱いてやろうかと思ったがしばらくは遠慮することにした。こうして完全にエアルは俺の花嫁になった。そうして朝食を食べ始めた。 「朝食が終わったら執務だが、エアルは大丈夫か」 「申し訳ないですが抱っこして連れていって貰いたいと思います」 「リュアクス様、お二人でいちゃいちゃされてますね」 「リュアクス様、我慢してたからその分愛してますね」 「二人ともエアルをあまり揶揄うな」 「恥ずかしい限りです」 「ごめんなさい、エアル様」 「揶揄いません、エアル様」 「それじゃ、俺はエアルを抱っこして連れて行くとしよう」 「はい、お願いします」 「らぶらぶですね、リュアクス様」 「羨ましいですね、リュアクス様」  そうして俺はエアルを抱っこして執務室につれていった、そうしてエアルを椅子に座らせて。執務を始めたが一週間何もしなかったせいで仕事が溜まっていた。俺とエアルは大臣たちとそれを処理していった、昼食をはさんでそれは夜までかかった。そうして俺たちは溜まっていた仕事を片付けた。夕食はいつもどおりに四人で食べた。 「そういえばエアルをお披露目するパーティを開かなくてはな」 「私はそんなことしていただかなくでも」 「エアル様、パーティは大事です」 「エアル様、御馳走が食べれます」 「結婚式をしてエアルが俺の花嫁だと分かってるとは思うがな」 「パーティも必要なのですね、リュアクス」 「そうなのです、エアル様」 「必要なのです、エアル様」  こうしてエアルのお披露目のパーティを開くことになり、そして魔王城の奴らはパーティが大好きだ。とにかく楽しいことや刺激に飢えている。だからパーティという騒ぐ場所は良い息抜きの場だった。そうして俺たちは忙しくなった、パーティにふさわしい服も作らねばならず、また洋服屋を呼んで採寸やデザインしてもらった。俺は王にふさわしい派手過ぎずでも威厳のある服を、エアルは白を基調とした花嫁らしい服を作って貰った。 「エアル、似合ってるぞ」 「そうでしょうか?」 「ああ、とても似合っている」 「それなら良かったです」 「エアル、今夜抱いたら駄目か」 「えっとまだしばらくは遠慮していただけると」 「そうか、仕方がない」 「すみません」  俺は謝るなと言ってエアルにキスをした、エアルは真っ赤になってしまった。それは俺たち以外に魔族や人がいたからだった。いやいなくてもエアルは真っ赤になるけどな。そうして着々とパーティの準備は進んでいき。魔王城の台所は戦場と化した。パーティ当日にどんな料理を出すかで揉めていた。料理人同士の意地の張り合いになってたが。俺やエアルが食べたいと言った物がだされることになった。俺は肉などを好んだ、エアルは果物が好きだった。だからそうした料理がだされることになった。 「エアル、パーティはもうすぐだ。おやすみ」 「あ、あの一緒に寝てもいいですか」 「もちろんいいぞ」 「それでは失礼します」 「おやすみ、エアル」 「おやすみなさい、リュアクス」  俺とエアルは寝る際にお互いにキスをした、頬へのキスだったけれど嬉しかった。またエアルを抱くのが楽しみだった。そうして俺はエアルを抱きしめて眠った。そして一週間くらい過ぎたら、とうとうエアルのお披露目のパーティが始まった。俺は王として王座にエアルは王妃だから隣の椅子に座った。そして俺は言った。 「俺は素晴らしい花嫁を迎えることができた、今日はそのお披露目のパーティだ。食べて飲んで踊り狂え!!」  俺の一言でエアルのお披露目のパーティは始まった。貴族どもがお祝いの言葉を次々と俺とエアルにかけていった。そうして皆が食べて飲んで踊りまわった。 「エアルも少し食べるか、この果物など美味いぞ」 「リュアクスも食べてくださいね」 「おう、俺も食べる。美味い、これはいい肉だ」 「この果物も美味しいです」  そうして皆が楽しんでいる最中だった、俺はファインとシュネルから報告を受けた。勇者一行が街の外まで来ているということだった。正直なところ面倒くさいなぁと思いつつ俺はそいつらに会いに行くことにした。 「私も連れていってください」 「エアル、そうかお前も一緒に行くか」  俺はまたエアルをお姫様抱っこして夜の城からこっそりと抜け出した、皆にはパーティを楽しんでもらいたかった。そうして街の上を走っていき、街の門で勇者一行と対峙した。門番は殺されていて、俺は思わず言った。 「惨いことを……」  そうしたら勇者一行から言い返された、お前の方がもっと惨いことをしている、お前のその両手は血塗られているなどと言って俺を責めた。俺は昔はともかく最近は戦争などもしていなかったので首を傾げた。 「『踊れ、アドラッシュ!!』」  勇者が神剣と鎧を身にまとい襲ってきた、俺はそれらを避けた。聖剣の傷はなかなか塞がらなくて面倒だったからだ。他に魔法使いは魔法を唱えだした、俺はエアルを巻き込むと思ってまず彼を門の上まで避難させた。 「ここで見ていろ、エアル」 「リュアクス!!」  そうして俺が再び地面に降り立った時、魔法使いの魔法が発動した。それは本来なら戦争用の魔法でこんなところで放つものではなかった。だから俺は魔法を打ち消した。 「『|抱かれよ《エンブレイス》|煉獄《ヘル》|の火炎《フレイム》』」 「『|耐えぬきし《レジスタンス》|火炎への《フレイム》|結界《バリア》』」 「一応言うが、話し合いで解決できないか?」 「臆したか魔王、この僕が斬り捨ててやる!!」  聖剣をもった勇者が斬りかかってきた、俺はそれを避けながらここだと思ったところで拳を振るった。俺の拳は聖剣の横っ腹を叩き、剣をぽっきりと折っていた。 「ええ!?」 「もう一度言うが、話し合いで解決できないか?」  俺の平和主義的な呼びかけに返ってきたはまた戦争用の魔法だった、今度も俺は魔法を打ち消した。 「『|抱かれよ《エンブレイス》|煉獄《ヘル》|の氷撃風《アイスストーム》』」 「『|耐えぬきし《レジスタンス》|氷塊への《トゥザアイス》|結界《バリア》』」  そしていい加減に頭にきたので勇者の首を折って殺した、次に魔法使いも同じように殺した、神官も格闘家も同じようにして殺した。そうしてから俺はため息をついた。聖剣を折った拳が火傷を負っていた。

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