※この世界独自の概念のみを簡易に説明しています。他の用語に関してはオメガバースとDom/Subユニバースの設定を参考にしてください。なお、本編完結後に詳細な設定資料を末尾に添えるつもりです(「そよ風に香る」などの末尾にあるものと同じ)。 　この世界には男女性、オーダー性、ロール性という3種類の性別が存在する。 オーダー性 　オメガバースに相当する性。α、β、Ωの3種類。αとΩはそれぞれ全人口の1%しかいない。遺伝しやすく、βの両親からはβの子供が生まれることが多い。 ロール性 　Dom/Subユニバースに相当する性。Dom、Normal、Sub、Switchの4種類。DomとSubはそれぞれ全人口の1%しかおらず、Switchはさらに少ない。オーダー性とは違い遺伝しにくく、突然変異的に生まれる。 　オーダー性とロール性の検査は小学校で無償で行われている。出生前診断もあるが高額で、特にβの両親を持つ子供はもっぱら小学校での検査を受ける。 プレイ欲 　ロール性が表出すると同時に発現する、3大欲求と同格の「プレイをしたい」という欲求。これが満たされないと「不安症」と呼ばれる精神不安定な状態になり、さらに進むと「ドロップ」して廃人になったり死んだりしてしまう。 ケアの言葉 　コマンドに従ったSubを褒めるためにDomがかける「Good」「Good boy」という言葉。コマンド解除の効果も持っているため、ケアの言葉をかけるのはDomの義務である。