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番外編1 第4話

なんとか後始末して、布団を隣から持ってきたら眠気が一気に襲ってきて、起きたらサギが向こう向いて頭を抱えていた。もう朝か?時計も窓も無いから分からないな。朝ということにしておこう。 「…おはよ」 「…ああ、起きたか…」 こっちから見ても分かるくらいサギが赤くなる。こういうところは純粋にかわいい。 「満足?」 「……満足しました、ありがとうございます」 「だったらよかった」 「…時々君の懐の大きさが怖くなってくる」 「まあちょっと…いやかなり引いたけど、たまにならやってやらないこともない」 「ありがとう…ございます」 「リクエストある?」 「りっ…次は、拘束快楽責めがいいです…」 「わかった、今度はそれな」 それはいい。サギにぶち込まなくてもいい分昨日のよりかはだいぶマシだ。っていうかあのかわいい顔がまた見れるんだったら…うん、なんかむしろ楽しそうかも…? そう思っているとサギが何やらもじもじしながら切り出した。 「…ところで、なんだが…」 「ん?」 「性癖は満たされたんだが、ちょっと昨日のを思い出すとまた興奮してしまって…」 言いながらさらに赤くなるサギにため息をつく。 「…しょうがねえな、付き合ってやる」 後ろから抱きしめて、項にキスしながらペニスを撫でる。小さく震えた後、サギが口を開いた。 「…ありがとう。…好きだ」 「俺も」 今日は休日だ。思う存分いちゃいちゃしよう。そう思いながら、俺はサギの背中に頬ずりした。 「お前本当に股間つるつるだよな。自分でやってるの?」 「ああ。奴隷として当然のたしなみだ」 「ふーん…面白そうだな。今度俺にやらせて?」 「…えっ?」 ---- 佐々木 栄駿 死ぬほどパニックになっていてもよろめきそうな渡辺を反射的に支えるあたりスパダリの素質はあるが、それ以上に残念なαDom。ネガティブで興奮できるくらい燃費がいい男なので今回の爆弾をどう消化すればいいかわからない。 渡辺 一輝 今回の件でなんかちょっとSに目覚めそうなβSub。でもそれはそれとしていちゃいちゃするのも大好き。隣の部屋は家と鍵が同じだったので合鍵で普通に入れた。

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