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溺れて沈む-13
「イッ……」
「あ、はあっ、あ……」
どれくらいの時間触れ合っていたかは分からないけれど、もうこれ以上は無理だとベッドに倒れ込んだ。
「翼のベッド……汚してしまったな……」
「え? 分かっててここで待ってたんだと思ったけど、無意識だった?」
「……っ、」
「航大可愛い……」
「おい、待て……!」
変わらず起き上がっているそれを、翼が背中に押し付ける。もう無理だと言うと、「手で触って」とお願いされた。
向かい合い、正面から翼のに触れる。指先を玉のほうに向けているからと、人差し指で撫でた。
それから下から上に扱き上げると、翼が声を漏らした。
翼が目を瞑っているから、視線を気にしなくて良い分、目の下のほくろに意識が向く。
色っぽいなと思いながらキスをすると、翼がぱっちりと目を開けた。
「やっぱりもう1回頑張ってくれない?」
「……え? ええ?」
了承する前にぐっと股を開かれ、ふにゃふにゃのちんこが、横に倒れた。
まだ俺の垂れた精液で濡れたままのそこに、念のためとローションをかける。
「翼……」
「ごめんね、優しくできなくて」
最後だからと言いつつ、遠慮もなしに突っ込まれる。
もう俺のは空っぽだし、無理なのに! と思ったけれど、必死に腰を振りながら俺を抱く翼を見ていると、やっぱりどうしてか拒否できず、俺はされるがままに受け入れた。
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