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第26話 残機がいくつあっても足りない件
「……これは、一体……」
破壊された城壁、気絶して転がる衛兵たち。
そして――今まさに三人の大男に熱い抱擁で押し潰されかけている俺を見て、王様は呆然とした声で呟いた。
(陛下ァ……それ、俺も聞きたい……)
筋肉の塊たちに押しつぶされながら、ふと周囲に目をやると、
取り囲む兵士たちまでもが、口を開けてぽかんと立ち尽くしていた。
ハッとして、俺は何とか身をよじらせ、三人の筋肉をかき分けて前に出る。
「本当にッッ、すみませんでしたーーーッ!!!」
俺は叫ぶなり、勢いよく土下座した。
「壁、弁償しますんでッ!! だから、だからどうかお許しをおおおぉ!!」
頭を地面に擦りつけながら、内心はすでに冷や汗だくだ。
(やばい……壁の修理って、いくら……?
魔法結界入りの王城の外壁ってことは……もしかして国家予算レベル!?
貯金どころか、俺――地下施設で一生労働コース……!?)
(それも、たまのご褒美は“キンキンに冷えた缶ビール”とかいう、涙なしには飲めないやつ!!)
じわりと額に滲むのは、冷や汗か涙か、すでに自分でも分からない。
土下座する俺の目の前で、ガウルが腕を組んだまま、じり、と一歩前へ出る。
その鋭い眼光が、まるで「ふざけんな」と言っていた。
「は? 攫った側が悪に決まってるだろ。被害者が謝る筋合いなんて、どこにあるんだ」
続いて、アヴィが俺の肩にそっと手を添え、静かに寄り添う。
「まったくです。むしろ慰謝料を請求してもいいくらいですよ」
そして、クーが仁王立ちのまま、怒号を響かせた。
「誠意を見せろぉおおおッ!!」
(……無理だ。この理屈、完全に悪質クレーマーか、ヤのつく自由業。
善悪の判断が、筋肉と愛情で捻じ曲げられてる……!!)
「おいっ、おまえらも謝れッ!! ひれ伏せ!! 権力に屈しろおおおッ!!」
俺はもう、青ざめながら叫ぶしかなかった。必死の懇願だというのに、三人はツーンとそっぽを向いたまま微動だにしない。
(あっ……ダメだこりゃ)
……終わった。
さよなら、母さん、父さん。あと、愛しのリセル……。
地下牢の冷たい石床が、今から恋しいよ……。
そう思ったそのとき――
「ハハハハハッ!!」
城門前に、豪快な笑い声が響き渡った。
「ユーマ、貴殿の妻たちは実に面白い! 良いだろう……気に入った!!」
(なんか気に入られてるぅぅうううう!?!?)
国王の側近がたじろぎ、護衛や兵士たちがざわめき始める中、俺は三人の筋肉嫁に囲まれたまま、訳のわからぬまま頭を抱えた。
「さ、帰りましょう、ご主人様」
ふいにアヴィが俺の体を、まるで羽毛でも持ち上げるかのように軽々と抱え上げた。
「え、ちょ、ちょっと待って!? 」
そう訴える間もなく、アヴィは無言で踵を返す。
その背後で、ガウルとクーは王と兵士たちを睨み据え、鉄壁の布陣を崩さずに立ちはだかっていた。
「ま、待ってくれ……! 貴殿らと、話し合いがしたい!」
王の必死の呼びかけにも、ガウルは一歩も退かずに言い放つ。
「貴様と話すことなど、何もない」
「……ガウル、待って!」
俺はアヴィの腕の中から身を乗り出すようにして叫んだ。
「王様は……俺たちの“味方”だ!
“あの子たち”を救うために、力を貸してくれたんだ。だから――信じていいんだ!」
国王はまっすぐにガウルを見返す。
その目に、偽りはない。
「ユーマから話は聞いた。誓おう、嘘は申しておらん。……頼む、無用な敵意は向けないでくれ」
沈黙――。
やがて、ガウルが低く唸るように言った。
「……少しでも妙な真似をしたら、殺す」
「……ああ、無論だ」
「陛下っ、それは――あまりに危険では……!」
慌てる近衛の制止を、王は一喝した。
「お前たちは下がっていろ。これは、我らの間の誓約だ」
そして、国王は周囲を見渡し、毅然と声を張った。
「負傷者の救護を急げ。治癒魔術師をすぐに手配しろ。
それと、城壁の補修も至急だ――結界の再構築は魔導技師に任せよ。兵の士気が乱れぬよう、城内全体に状況を通達しておけ」
「はっ!」
衛兵たちが一斉に動き出す中、俺は倒れた兵士たちを見て、ふと坑道での出来事を思い出した。
(そうだ……! あの時、ガウルに触れてたらエクストラヒールが発動した……ってことは……!)
「アヴィ、あそこ――倒れてる兵士さんたちの真ん中まで行ける?」
「……? ええ、行きます」
アヴィに縦抱っこされたまま、俺は両手を合わせて唱えた。
「――ヒール!!」
光が炸裂するように、アヴィの足元から魔法陣が広がった。淡い金の光が地面に染みるように波紋を描き、倒れていた兵士たちの身体を包んでいく。
「……あれ、傷が……!?」 「おい、見ろ! 折れた腕が……治ってる!?」 「なんだこれ、力が……力がみなぎってくる……ッ!」
ざわつく兵士たちの声に、俺の中で確信が走る。
(やっぱり……! このバフ、こいつらの筋肉に付属してる……!!)
「やっぱりエクストラヒールって……筋肉依存のマッスルチートだったんじゃねえかーーーーー!!?」
するとアヴィがふわりと微笑んだ。
「……なるほど。エクストラヒールとは、僕とご主人様の肉体的結びつきによって発動する、愛の結晶だったんですね」
「いや、その言い方やめろッ!?」
でもこれで、被害は城壁の修理代だけで済むよな……?
王様がなんか凄い顔してこっち見てる気がしたけど、俺はそっと視線を逸らした。
「陛下……! 怪我人はどちらに……?」
駆けつけた宮廷付きの治癒師が問うと、国王は一度だけ頷き、静かに答えた。
「……いや、必要なくなった。すでに全員、回復している」
「は……?」
治癒師が目を瞬かせるのをよそに、グローデン国王はゆっくりと視線を宙に泳がせ――
心の中で、重く、確信するように呟いた。
(……この四人を野に放ったら、絶対に国ひとつ傾く)
***
執務室の扉が重々しく閉まる音が背後で響いた瞬間、俺はすでに後悔していた。
広い部屋のはずなのに――狭い。
いや、圧がすごい。何の圧かって?
筋肉だ。
どっかりとソファに腰を沈めたガウル、アヴィ、クー。全員、肩幅と上腕の膨らみで座面が埋まって見える。
上座には、グローデン国王。歳を重ねてもまるで鉄壁の砦。腕を組んだだけで革の袖が軋む音がする。
まさに――筋肉×4。
そしてその中で唯一細身の俺。もはや筋繊維の濁流に浮かぶ小舟みたいなもので。
(なんだこの空間……筋肉に囲まれて、呼吸が薄くなってきた……)
「あの、お城の壁……ほんとに、すみませんでしたッ!!」
俺は項垂れたまま、声を絞り出すように謝った。
すると王様――グローデン陛下が、静かに手を上げて制した。
「……いや、火種はこちらにある。息子のためとはいえ、貴殿らの“主人”を奪ったこと、詫びねばならん」
低く響くその言葉に、反射的に背筋が伸びる。
隣でガウルが、王を真っ直ぐ睨みつけながら言い放った。
「……本題を言え」
図体も声もデカいけど、それ以上に――態度がデカい!!
ていうか全員、座ってるのにこの威圧感なに!??
ガウルは腕を組んだまま、脚をぐいと開いてふんぞり返ってるし、
クーはソファの背にもたれて大股広げたまま仰け反ってるし、アヴィは脚を組んで横向きに腰かけ、指先でソファの肘掛けをコツコツ叩いてる。
なにこの空気……完全にヤ◯ザの事務所じゃん……!?
しかも相手はよりによって、国王陛下だぞ!?
これじゃまるで「話があるらしいなァ」って呼び出した側じゃん!!
(お願いだからせめて猫背とかにして!! 俺の胃が今、土下座してる!!)
「そうだな、率直に申そう」
(さすが王様……。ガウルたちの筋圧にも一切怯まず、堂々としてる。体も器もデカい……)
「貴殿らを、王城直属の騎士団に引き入れたい」
「断る」
ガウル、秒で即答――ッ!
「……戦争だの国のためだの、勝手にやってろ。俺が守るのはユーマだけだ」
「……フッ、想定内だ」
王は微かに笑みを浮かべ、間髪入れずに続ける。
「では、こう言い換えよう。“ユーマを守る”という大義のために――王都で共に暮らす気はないか?」
「…………」
言葉を失ったわけではない。ガウルは思考の沈黙だ。
王は真摯な眼差しを向けたまま、言葉を重ねる。
「我らとしても、“ソウルリターナー”殿を他国に渡すわけにはいかない。
貴殿らを――その護衛として、正式に雇いたい。報酬も住まいも用意しよう。必要なら、ユーマ殿の意志も確認するが……どうだ?」
ガウルは黙ったまま、視線だけで王を射抜いていた。
その向かいで、アヴィがふと俺の顔を見て、穏やかに問いかける。
「……ご主人様は、どうしたいですか?」
「えっ、え……俺?」
急に話を振られて、思わず間の抜けた声が出る。
たしかに、王都での暮らしは魅力的だ。
けど――
あのボロ家で、みんなでわちゃわちゃ過ごしてた日々……俺、案外あれが好きだったんだよな。
ボロで狭くても、笑って食べて、同じ布団で寝て。だから、それがなくなってしまうのは……ほんの少し、寂しい。
「……クーとアヴィは? どう思う?」
「んー、オレはユーマがいればそれでいいかな♡」
「僕も同意見です」
二人の返答は、どこまでもぶれない。
俺は頷いて、隣のガウルに目をやる。
彼は無言でこちらを見返してきたが、そのまなざしがすべてを語っていた。
――「お前に任せる」と。
一つ、大きく息を吐いてから、王様の方を見た。
「……あの、宮廷魔導師なんて……そんな大層な肩書きはいらないんですが……治癒魔術師団の片隅にでも……俺の席、ひとつ置いてもらえますか……?」
その言葉に、国王は一拍の沈黙の後、静かに頷いた。
「……ああ、もちろんだ。むしろ、歓迎しよう」
重厚な声が室内に落ちると、空気がわずかに張り詰めた。
「実のところ、前線で剣を振るっていた兵の中には、遠征先や魔物との戦闘で心身に深い傷を負い、一線を退いた者も多い。
……貴殿の存在は、そんな彼らにとっての“救い”となるだろう」
その声音には、王としての威厳と――それ以上に、一人の人間としての誠実さが宿っていた。
――救い。
その言葉に、胸の奥がじんわりと熱を帯びていく。
ずっと、誰にも期待されなかった。
何もできない、価値のない存在だと――世間からは、ただの“その他大勢”として扱われてきた。
でも。
それでも、ガウルたちは違った。
誰より近くで、俺のことを見てくれていた。
信じてくれていた。俺自身が自分を諦めていた時でさえ、背を押してくれていた。
そっと、自分の掌を見下ろす。
この手で王子を救った。
もしかしたら――この力が、本当に“救い”を求めている人を助けられるかもしれない。
目の前の王が、真っ直ぐな眼差しで俺を見ていた。
そしてアヴィ、クー、ガウルの三人も……黙って頷き、俺の背中を支えてくれている。
小さく息を吐いて、拳を握りしめる。
迷いはもう、ない。
「……グローデン陛下。あの……ふつつか者ですが、こいつらも含めて――どうか、よろしくお願いします」
「――ああ。こちらこそ、よろしく頼む、ユーマ」
グローデン国王は無骨な手を差し出す。
迷わず、俺はその手に両手を重ねた。
それはまるで、約束のような――新しい物語の始まりのような、あたたかな握手だった。
その後もしばらく、俺たちは王様と世間話のようなやり取りを続けていた。
まさか王様とこんなふうに話せる日が来るなんて思ってもみなかったけど――
グローデン陛下は本当に懐の深い人で、自然と相手の警戒を解いてしまうような、不思議な話術を持っていた。
「あとね、ユーマは戦略立てるのも上手いんだよ」
「ほう……? それは興味深いな」
「い、いやっ、誤解ですからね!? それはあくまで、モンスター相手の話です! 兵を動かすとか、そういうのはさすがに……」
「ふむ。だが、王都周辺の治安維持のため、魔物討伐の任に就くこともしばしばある。貴殿らにも、ぜひ協力を仰ぎたいものだ」
「……気が向いたらな」
横から口を挟んだガウルは、相変わらず不愛想な声だったが、どこかトゲが抜けていた。
気づけば、クーもアヴィも、最初の険しい表情が嘘のように和らいでいる。
……この空気を、たった一人で変えた王様って、やっぱすごい。
(語彙力ないけど……ほんと、すごいんだよな、この人……)
***
王様は公務に戻るため、俺たちは一旦、城の客室へと案内されることとなった。
……いや待て。
よくよく考えたら、明日は建国記念日の式典とパレードだぞ!?
国の威信をかけた大イベント直前だぞ!?
そんなタイミングで王城の壁を破壊して突入とか、完全にやっちゃってるじゃん俺たち!!
グローデン国王が話の分かる人でなければ――
あの場で俺、三人の筋肉に挟まれて、土下座の体勢のまま見事に首チョンパされてたかもしれない。
……本当に、丸く収まってよかった。
心から、安堵の息を吐いた。
いつもの執事さんに案内され、俺たちは客室へ向かって城の廊下を歩いていた。
先頭を歩くアヴィとクー。その後ろを、まるで王のような風格で悠然と歩くガウル――
三人とも長身かつ分厚い筋肉、そしてやたら整った顔面という、どう見ても“超絶見た目エリート”の塊である。
そんな一行とすれ違った兵士が、ピタッと動きを止めた。
「……はっ!」
バシィッと音を立てて、敬礼。
「!?」
(……いやいやいや、今の、敬礼だったよな!?)
あれだ。
堂々としすぎてて、完全に王族か上級貴族と勘違いされてる……!
ちがーーーう!!!!
こいつら、王城の外壁ぶっ壊して乱入してきた、ただのマッスル獣人ですから!!!
完全にピー◯姫(俺)を取り返しに来た、マ◯オとル◯ージとその仲間ポジなんだけど!?!?
……などと言えるわけもなく、俺は内心だけで盛大にツッコみながら、そっと目を逸らした。
朝と同じ客室に通され、ふかふかのソファに腰を下ろした瞬間――
ようやく肩の力が抜けて、思わずホッと息が漏れた。
……その、ほんの一秒後だった。
「ユーマ〜♡ チューしたい〜♡」
ふわっと甘ったるい声とともに、勢いよくクーが飛びついてきた。
「ちょ、おま――今はダメだって!! 執事さんまだいるから!!」
必死に押し留めようとする俺の背後で、いつもの執事さんが、すぅ……と静かに一歩下がり、
すっと目を伏せて、完璧な気遣いモードに入ってしまった。
(ちがうちがうちがう!! そういう気遣い要らないからッ!?!?)
「……では、ごゆっくり」
カチリ、と静かにドアが閉まる。
(閉めないでぇぇぇ!!!)
次の瞬間、クーにチュッと唇を奪われる。
「ふふっ、やった♡」
「まったく……ご主人様は本当に甘いですね」
すぐにアヴィも隣に座って、頬へそっとキス。
「や、やめろっ……ここ、お城だぞ!? しかも、客室ッ!!」
背後では、ガウルがずっと黙ってたと思ったら、突然ガバッと俺を抱きかかえてベッドへ運ぶ体勢に。
「おい!? まさか……!?」
「……騒がしい。黙らせる」
「待っ、まって! マジでここでヤるとかありえないからッ!!!」
必死に叫ぶ俺の声が、柔らかな寝台に吸い込まれていく。
――ああもう、なんでこうなるんだよッ……!!
「えっ、や、ダメ、ダメだって……っ! 執事さんがすぐ外に……ッ!」
ベッドに押し倒された俺は、シーツの感触よりも、肌に密着した熱い体温に意識を奪われていた。
「……背を向けて立っているだけだ。音さえ立てなければ、問題ない」
低く囁かれた声が、耳朶をかすめる。その一瞬だけで、背筋がゾクリと震えた。
「ん、んぅ……っ!? ガウル……っ!」
言い終わるより早く、唇を深く塞がれる。
厚みのある唇が強引に押し寄せ、俺の口内をゆっくりと、けれど確かに侵略してくる。まるで逃がす気などないように、顎を掴まれ、舌が絡まり、唾液の甘さが喉奥に落ちる。
息が苦しい――なのに、嫌じゃない。
「ん……ふ、ぅ……ッ」
目の奥がじんわりと熱くなる。舌の動きは容赦なく、くちゅ、ぬる、と艶めいた音を立てて俺の理性を削っていく。
そして――その手はもう、服の中。
腰骨のラインをなぞる指先が、じわじわと、下腹の“境界線”を越えて――
「……っ、や……だめ、そこ、さわ……ッ」
指先が敏感なところに触れかけた瞬間、アヴィの手が頬に添えられる。
「ご主人様……気持ちよくしてあげますから」
囁く声は甘く、喉を震わせる低音が、背筋をくすぐる。
そしてアヴィは、ゆっくりと唇を重ねた。
最初は触れるだけのキス。けれどすぐに深く、ねっとりと舌を絡めてくる。
優しさの中に、逃がさないという熱が確かにあって――
俺の呼吸はすぐに奪われた。
「……ん、ふ……っ」
思わず漏れた吐息。
その隙をついて、今度はクーが唇を奪ってくる。
「ユーマの気持ちよさそうな顔、可愛い……♡」
楽しげに囁いたあと、クーのキスはアヴィよりもぐいぐい積極的で、
上下の唇を食むように、蕩けさせるように、
まるで美味しそうに味わうような舌遣いだった。
「んっ……!? ぷはっ、ちょ、まじで……順番にキスしてくのやめろってばッ……!」
「いいじゃん♡ みんなユーマのこと大好きなんだからぁ」
クーの舌が、唇の内側をくすぐった。
ガウルの手が下腹を撫でるたびに、腰が勝手に跳ねる。
だめだ……このままじゃ本当に……
(……やばい……理性が、……とける……っ)
「――あ、あっ……ん、だめ、ほんとに……やるの、ここじゃ……っ!」
止めなきゃいけないのに、止められない。
体の芯が熱を帯びていく。気持ちよさが、次第に理性を侵食していく――
――理性と羞恥と快楽のトライアングルに追い詰められた俺は、ふと思った。
ピー◯姫も、こんな気持ちだったのかな……。
……って、いやいやいや!!!
俺の周りのキノコ、サイズも性能も規格外なんよ!!!!
――俺はただ、愛されてるだけなのに。
なぜこの状況が“18禁マリ〇パーティー”になるのか……誰か教えてくれ。
……そして今日も残機が減っていく(意味深)。
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